筆頭眷属長
~~ピコーン~~
(太陽結晶の吸収を確認)(太陽神との適正を確認)(完全に取り込むとこに成功)(結晶内にある太陽エネルギーをスキルに変換)
(魔法〈太陽魔法〉を取得しました)
(固有スキル〈炎熱完全無効〉を習得しました)
(原初スキル〈太陽ノ紋章〉を取得しました)
(称号"太陽神の御業"を獲得しました)
この紋章はモノを取り込んで俺との適正があればスキルが得られるようだな。
「にしても、いきなり記憶を思い出し初めたな」
やはり前世の記憶に関することが起きるとそれに付随して記憶を思い出すのかな?
【はい。前世の記憶は完全にインプットされています。すでに定着し始めてるので、何かしら前世の記憶に触れる出来事が起きれば自然と思い出す筈です】
「分かった。そろそろここを「ガチャ」」
早速外に出てみようと思ったところに扉が開く音が響いた。その大きく物々しい扉に見合わず静かに扉が開いた。
そこから出てきたのは怪物でも巨人でもなく、黒髪ボブヘアのクールな麗人だった。黒い手袋をつけ、スラリとした細身の体にスーツのような衣装を身に纏いっていた。
その漆黒の瞳を見ていると底無しの穴のように吸い込まれそうな気がした。無表情気味な表情や整った顔立ちは、まるで作り物の人形のようにさえ感じてしまった。それに何となくだけど、彼女はかなり強い気がする。
その女性は歩みながら俺に向けて尋常ならざる殺気を飛ばしてきた。だが、俺は怯むことは無かった。
少し前なら確実にびびってたよな…やっぱり前世の姿を見て耐性がついなのか?ってそんなことを考えている場合じゃなかった!
~~ピコーン~~
(スキル〈威圧〉を取得しました)
(スキル〈殺気〉を取得しました)
(特殊スキル〈絶望のオーラ〉を取得しました)
(特殊スキル〈死のオーラ〉を取得しました)
(固有スキル〈王者の威圧〉を取得しました)
(固有スキル〈覇者の威圧〉を取得しました)
(固有スキル〈神威〉を取得しました)
~~ピコーン~~
(〈威圧〉〈殺気〉〈絶望のオーラ〉〈死のオーラ〉〈王者の威圧〉〈覇者の威圧〉〈神威〉を統合進化しました)
(原初スキル〈絶望之化身〉習得しました)
(称号"脅迫者"を獲得しました)
なんか凄いスキルが手に入った…。そう言えばこの人、何処かで会ったような?
「貴様ッ!何者…。失礼致しました。貴方様は、もしかしてウルス様でしょうか?」
物凄い眼光で睨んだかと思ったらいきなり礼儀正しくなった。凄い変わりようだ。
「ああ、前世ではそう呼ばれてたらしい。今は黒羽=澪央だ。好きな方で呼んでくれ」
「やはり、この気配忘れるはずもございません。あなた様のご帰還心よりお待ちしておりました!」
質問に答えると、その女性は感極まったかのように涙を浮かべた。その眼差しに最上位の敬意が込められているのが分かった。
恐らくこの女性が前世の眷属なのだろう。
【はい、マスターの眷属の一人です。名をノア=クロムエルと言います】
「最初に言っておくが、今の俺と前世とは別人だぞ?」
「はい、そのように伺っております。で・す・が、「ヒッ!」
わたしの主であることに変わりありません!
姿形が違えども間違えよう筈がごさいません!これほどのオーラ、貴方様は我らが主に他なりません!!何が起ころうともこの身は御身のために使うことこそが至上の喜び!
永遠の忠誠を御身に!」
一瞬で俺の目の前まで近づいて跪き、いきなり首を上げると凄い剣幕で熱弁してくるので思わず悲鳴が漏れてしまった。表情が無表情に戻っていたが、目が狂喜に似た何かを含んでおりそれが怖かった。
信頼とかそういうのを超えて、まるで信仰してるようだな。まあ、前世は神様だったんだし当たり前…なのか?攻撃される心配は無さそうだが、好かれ過ぎるのも考えものだ。
「あんまり畏まんなくていいからね?気楽に話してよ」
「いえ、その様なこと出来る筈がありません!」
距離を縮めようという意図で言ってみたが、思ったより食いぎみで断られた。しかも、目が血走っていて恐い。
「あ、うん。そっか。それじゃあ好きにしてよ」
「はい、ありがとうござます!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
~~ピコーン~~
(レベルが上がりました)
(魔法スキル〈〉を習得しました)
(普通スキル〈〉を習得しました)
(特殊スキル〈〉を習得しました)
(固有スキル〈〉を習得しました)
(原初スキル〈〉を習得しました)
(権能『』が覚醒しました)
(称号""を習得しました)
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~~取得スキル・称号~~
スキル:
称号:
~~取得スキル・称号~~
スキル:〈太陽魔法〉〈炎熱完全無効〉〈太陽ノ紋章〉〈絶望之化身〉
称号:太陽神の御業、脅迫者