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秘密結社仕掛けの悪役令嬢は試行錯誤で暗中模索!  作者: イナホヅミケヒ
目覚めた私は秘密結社のお嬢様怪人!?
7/9

とにかくこれから秘密結社の悪役令嬢としてどうすりゃいいんだ?

「さぁ帰るよ」


「ええ、はい…」


「はいよ

っと」


「そんなには遠くない感じなんですね?」


私イザベル達は夕焼けで染まる

夕方の土器町の中を歩いて

ホームレスを

土器支部に連れて行き…


「ひぇ~お屋敷の下にこんな

分厚い秘密の扉が…?」


「驚くのはここからです」


宮塚屋敷の地下に構えている

Y結社の

驚くホームレスに

私イザベルはそう言い放つ


だって現に私イザベルも驚いたし


こうして私イザベル達は

ホームレスを研究室にお通し

連れて行くと…


「では君、こっちに来てくれたまえ」


ホームレスを呼びつける時雨博士…


「え?そっちにですか…?」


そう言いホームレスを誘導する

時雨博士…

そこで、その時雨博士の近くには…


「何ですかこりゃ?」


「ああ、その中に入ってくれませんか?」


なんだろう…?

時雨博士の近くには

筒型の半透明のモノが、その中、下には

魔方陣みたいなのが描かれてる板が置いてある?


なにこれ?

アニメやゲームで見る様な装置がある?

まるで何かをワープさせるような装置

みたいに見える感じるけど…?


「ちょっと怖いですよ~?」


ああやっぱりホームレスさんは

訳わかんない怪しい装置にビビッて

それの中に入るのを躊躇してる…


それを遠巻きから見て、ちょこまかうろついてる

もしかして逃げ出そうとしてる?

でも出入り口のドアにはまだ向かってないけど


「実験に協力していただければ

お礼は弾みますよ」


「はい!わかりました!

では入ります!」


…お礼は弾むって

お金などを餌に謎の装置の中に入るように

ホームレスを促す時雨博士


それに即答して

軽く乗っちゃうホームレスさんも

ちょっとどうかと思うけど…

お金も大事だもんね

命の次に否、同じくらいにさ…


「では、入りますよ…

っと」


と、ホームレスさんが

その筒型装置の

ドアみたいに縦長に開いている穴から入り

その中の板の上に乗ったら…


「えいっ!

ポチッとな

っ!!!」


フォォォン!!


「えっ?

なんだこりゃ

うわぁっ!?」


「!?」


「…!」


シュッ!!


えぇ!?

消えた!?


時雨博士が

筒型装置の外にあるパネルの

何かのボタンを押したら…

ホームレスさんが

消えた!?


「何ですか…?

それは?」


私イザベルは

恐る恐る時雨博士に聞いてみる…


「ああ、これは転移装置ワープマシン

だよ

詳しい説明が、まだだったね」


「なんですかそれ…」


「この中に入れた入ったモノを

別の場所に移す事さ


ちなみに先ほどのホームレスは

本部に転送した」


「そうですか…

って本当なんですか?」


心配そうに半信半疑なクロウド


プルルルル!


「おお、本部と連絡が繋がってるみたいだ」


「ああ、時雨博士かい?

あんたがさっき言ってた

新しい人員がきちんと届いたよ」


「それはよかったです」


「ほら、さっきまで一緒にいた

時雨博士に…」


「あ、はい!すごいですね!

ついさっきまでホームレスだったのに…

俺はどうなっちまうんでしょうか!?」


「ははは

それはそっちの者達が決める事だよ」


時雨博士と本部の人と

そっちに転送されたホームレスの会話が

私イザベルにも聞こえてくる…


なんか訳わかんない専門用語が、たまに

アットランダムで出てくるけど

基本は本部の人との他愛のない駄話、日常会話だ…


「う~ん…

なにか大事な事を忘れてる気がする…?」


私イザベルは悶々とその

なにか大事な事を思い出そうとするも…


「ははっ

時雨博士ばっかり喋って

ズルいんでやんの」


なんて言ってるクロウドだけど…

私、イザベルはそんな気分になれない…


「ええ…

ちょっと…」


なんだろう?何を忘れてるの?

何が大事だと思ってるの…?


「ええ、とっても役に立ってます

このワープ装置も…」


時雨博士はちょっとだけど

楽しそうに、嬉しそうに

クリボ越しで本部の人と喋ってる…


しばらく喋り込んだ時雨博士は…


「では失礼します

お疲れ様でした…

ふう、電話での会話は

楽しいけどやっぱり緊張するよ」


と、クリボの画面を指の腹でつつく様に叩く


スマホで言うタップをしているの?


「なぁ

イザベル

クリスタルボード事

クリボは

とても便利だ

これは文字も送れるんだ…」


「あっはい!

メールやSNSみたいなもんですね!」


「めーる?えすえぬえす…?

ってなんだい?」


前世の記憶にあるスマホの機能を

うっかり口にする私を

不思議そうにジッと見る時雨博士…


なんだろう?

時雨博士を見てると

忘れてる大事な何かを思い出しそう…


何?

なんなの…?


…………


………


……



「あっ!?」


私は思い出した…!

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