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秘密結社仕掛けの悪役令嬢は試行錯誤で暗中模索!  作者: イナホヅミケヒ
目覚めた私は秘密結社のお嬢様怪人!?
1/9

目覚めた私はどこ?誰?

私は、なんてことないどこにでもいるフリーターの女性ってのだ


あ…今は、バイト先が潰れてニートか…


今日も就活する気が起きないや…

ああ、こんなんじゃだめなのに…


憂さ晴らしの散歩を人目を忍んでしてたのに全然気分転換できなかった

こんなご時世だし、すぐ嫌なこと思い出しちゃう…


ぶぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!


ん?何?エンジン音?

後ろから?


と、私が振り向こうとした瞬間…


ドガァ!!


!?!?!?!?


「あああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」


いったぁ!背中に勢いよく何かが当たった!?

背中を中心に強い衝撃が走る!?

えっ!?私は勢い良く宙に舞い上がってる!?

んっ!?大型トラック?!

もしかしてさっきのエンジン音はこのトラックから!?

私トラックにはねられた!?


ドサァ!!


痛い……

思いっきりどぢべたにおっこった……

この感じ、もしかして頭を思いっきり打ったのかな?

頭が、背中が痛くって起き上がれない…


私このまま死ぬのかな?

死ぬのは嫌…

けど、このまま生きててもどうしようもないんだよなぁ…

……ああ

もう、なにも考えられない…


どんどん意識が遠のいていく…


ああ……


……




「……!」


ん?


「起きてよ!…!」


「ん?」


「早く起きてよ!イザベル!」


…えっ!?


「猫が……喋ってる!?」


目の前にいる黒い猫が人間語を喋ってる!?

しかも宙に浮いてる!?空を飛べるの!?

んな馬鹿な!?


「えっ?イザベル?誰の事?」


何この黒猫みたいな人形?ロボット?私をイザベルって呼んでる…

私、イザベルじゃないんだけど?


「お前さんの事だよイザベル!

喋らないと起きないじゃないか!早く起きて!」


ああ、これは夢の続きか…!?

私はまた目を閉じて寝ようとするも…


「何また寝てるんだい!何度も言わせるな!起きてよ!」


でも、ここ、どこかで見覚えある?

それにこの豪華な部屋は何?

けど豪華な中にもどこかチープさがあるというか…

ここも見おぼえあるんだけど?


あ、病院?ならどこも同じような作りだから

見覚えの1つや2つあるよね…?

けど病院ならもっと簡素にベッドを作ってるはずだし

しかもこれ木製?普通の病院なら白やベージュの鉄パイプとかだよな


もしかしてセレブ御用達の病院に搬送されたの?

でも病院にあるような医療器具的なものは何も無い感じだし…


それに幾ら一人部屋でも病院が豪華そうな家具を置いたりしないよね…?

セレブ御用達だからってここまで調度品を幾つも置く?


特にあの鏡台ドレッサーとか見るからに豪華な年代物の感じだし…

そう、昔の少女漫画とかに出てきそうな飾りやレリーフが…


じゃあ、ここどこ?

宙に浮いて喋る猫もいるし…

もしかしてロボット?

に、しちゃ動きも自然だし

やわらかい身体な感じだし…


本当に、なんなの?ここ……?


「イザベル!いい加減早く起きて着替えないと!」


「わかったから…ん…」


私はうるさく起こす空飛ぶ猫を静かにさせるため

ベッドから起き上がり

着替えるために豪華そうなドレッサーの前に立ち、

自分の姿を見ると…


「えっ……?誰これ……?」


私!?

でもこの顔も髪型も私じゃない!?

全然違う人じゃん!?

さっきの事故で顔に大怪我を負って寝てる間に顔とかを整形手術されたの!?

けど、顔にそういう手術痕もなければ違和感も無いし

それにこの顔もどこかで見覚えある……!?


どこの?誰?

私はどこにきて誰になってしまったの……?


そして私はまた考え込む…

……



「……あっ!?

これって…!

……イザベルじゃん!?」


そう

イザベルだ!




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