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最後の手紙  作者: 白鳥 真一郎
第5章  ~さようなら~
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57 ~最後の手紙 3  ~

 しばらく眠ってしまったようです。


 気が付くと、いつのまにか雪が太陽に照らされて真っ白に輝きながら青い空から舞い降りています。まるで風花のようです。


 字が乱れてしまってごめんなさい。休みながら、ゆっくり書きます。


 十六年前、吉野川の河川敷にあった深い池のほとりで叫んだ言葉を、私は今も忘れていません。


 私たちの夢が光になって世界を照らして、たくさんの人たちを幸せにする。それが今でも私たちの大切な希望なのだと思います。


 あなたが心血を注いで作った会社が四年前に倒産したとき、あなたは大変な苦境の中で言いました、「僕は決してあきらめない」と。


 そしてあなたは筆舌に尽くしがたい多くの困難を背負ったこの四年間を、現実としっかりと向き合って、決して逃げることなく迷いながら悩みながら、地を這うようにして努力してきましたね。


 そんなあなたに人としての本当の強さを感じています。



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