表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後の手紙  作者: 白鳥 真一郎
第3章  ~夢が光になって~
48/59

48 ~青く輝く石~

「もしかしたら、川の流れに浸食されてできたのかもしれないよ。昔、埼玉県に住んでいたときに見たポットホールっていうものに似ているなあ」


「なあに、ポットホールって」


「川の流れで石が川底の窪みを削っていくにつれて、その窪みがどんどん大きくなって深い穴に成長するんだ。この池は、そうしてできたものにそっくりだよ」


「どのくらい深いか、石を沈めてみない?」


「そうしよう」


 僕とアオイはそれぞれニワトリの卵くらいの大きさの青く輝く石を拾ってきた。


「アオイ、いくよ」


 と言って僕はその池の中心に向かって静かに石を放り込んだ。


 水面にバシャンと小さなしぶきが立つ。が、すぐにおさまった。


 青く輝く石がゆらゆらと沈んでいく。いったい何メートルあるのだろう。どんどん沈んでいく。


「アオイ、とっても深いね。どのくらいあるんだろう」


「きっと私とユウキを足して三を掛けたよりも深いわ。私も投げてみる」


 アオイはそう言うと僕と同じように池の真ん中へ向かって石を投げ入れた。


 水が散って、それから、ゆっくりと池の底に沈んでいく。どこまで沈んだのかもよくわからないほど深かった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ