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最後の手紙  作者: 白鳥 真一郎
第2章  ~文通~
41/59

41 ~幸せのルール~


 僕とムー君は同じ中学に行く。ムー君は中学に入ったらガリ勉になるらしい。


 ムー君の行きたい高校や大学はたくさん勉強しなくては入れないらしいのだ。


 そうか、ムー君はガリ勉か。いいんじゃない、徹底的にやれば。フジタ君は無事に第一志望の私立中学に合格した。とても喜んでいた。


 僕はマイペースだ。自分のしたいことを存分にする。発明家になって世界を変えるんだ。でも、世の中を幸せにするのは機械じゃない。幸せは人と人が作るものなんだ。


 世の中や機械を動かすルールこそが人を幸せにするのだと思う。人を幸せにするルールを発明する。そういう発明だってあっていいと思う。


 人が幸せになるルールがなければ、機械をいくら作っても意味がないとハヤシ君のことがあってから思い始めている。

 



【アオイへ


 毎日寒いね。風邪ひいてない? 


 こっちは風邪がはやっている。アオイも気をつけてね。


 春休みはこっちに写生においでよ。僕の家に泊まっていけばいい。


 父さんも母さんもぜひって言ってくれてるんだ。五年生のとき参観日で会ったからアオイも知っているだろう。ふたりともアオイを気に入っているんだよ。本当に歓迎するよ。


 用意するものがあったら教えてほしい。準備しておくから。


 油絵にする? それとも水彩? まあ、どっちでもいいけどね。


 描く場所をいろいろ考えている。どこがいいかなあって。


 アオイが来たときに選んでもらってもいいけど、それだけで一日つぶれちゃいそうだから、あらかじめ僕が選んでおくよ。


 アオイに会うことを想像すると嬉しさでいっぱいだよ。早く春休みが来ますように。


          二月十三日   ユウキより      】




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