表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後の手紙  作者: 白鳥 真一郎
第2章  ~文通~
12/59

12 ~初めての手紙~

         


【拝啓 桜の花の満開の今日この頃、ユウキ様にはお元気でお過ごしでしょうか。私は元気です。


 なんて、ちょっぴり大人みたい。なんだか恥ずかしいから普通に書くね。


 ということで、遠くへ行ったユウキへの初めての手紙だよ。ひらがなだらけの手紙は嫌だから辞書を引きながら書くことにするね。


 ユウキがいなくなってから私はとても寂しい。


 なんて言葉を期待してたらそれは残念ながら間違いよ。私は寂しくもないし落ち込んでもいない。なぜだかわかる? それはね、こうして手紙を書くことができるから。

 

 私が書いた手紙はユウキだけが読む。ユウキからの手紙は私だけが読む。ふたりだけの秘密をふたりだけが共有している。そんな世界がこれから始まる……。


 そう思っただけでなんだかワクワクするの。手紙ってなんだかとっても新鮮!


 そうそう、アズマ先生がね、ヨシダ先生と結婚するんだよ。それを聞いたとき、とってもびっくりした。


 ユウキももちろん知らなかったわよね。こっちは大騒ぎよ。だって、あのふたりいつもケンカばかりしてたじゃない。ということで、今回はこれでおしまい。   敬具


   ユウキ様   四月五日   アオイより       】  



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ