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ゆずれないことひとつ2  作者: 恩清香
第一章
2/5

「一」は命

人はなにかしら背負って生きていかなければならないのかもしれない。

それが存在を意味するものかもしれないから。

存在するということは憎しみを抱くということなのだろうか?

存在するということは、重い荷物を背負うということなのだろうか?

この世には無数の存在がある。

必要がありそうなものから、無さそうなものまで。

大事そうなものから、いらなそうなものまで。

様々である。

私がいるということ。

それはなにかしら責任を背負ってるということなのだろうか?

わたしはなんて恵まれてないのだろう。

なんでこんなに不運がつづくのだろう。

こんなことしたくない。

こんなもののために産まれたんじゃない。

つらい。

なにもしたくない。

自分が憎い。他人も憎い。すべてが憎い。なんて不幸なんだろう。


私は今日も本屋に来ていた。

本屋に通うようになって、自己流の早見で書棚を見るようになってた。

世間一般のやりかたは知らないが、自己流の早見で書棚を見る人は

世の中にけっこういるのではないか。

本を読むようになって、情報効率ということがたまに文章で読むようになり

「一年で何冊の本を読めるのか?」とか

「一生で何冊の本を読めるのか?」とか

そんな記事を見かけるようになり

情報効率としての自己流の早見を覚えるひとはけっこういるのかもしれない。

そんなことに

「人は一生のうちに何人と出会えるのか?」

もどこかできいたことがあるかもしれない。


私の出会いは恵まれてるとは思えなかった。

どうしてもいい人だと思える人が少なかった。

哀しい人生だ。



ゆずれないことをひとつもつこと

唐突に何を語ってるのだと人に言われたことがある。

ゆずれないことをひとつもつこと。

あなたにはあるだろうか?

なにかゆずれないものが・・・

なにかこれだけは、負けられない。

言葉がちょっとちがったかもしれない。

負けられないとか、勝つとか、そう言う次元を超えてるのかもしれない。

ゆずれないものひとつ。

いのちの位置

あなたには、あるだろうか?

当時の私にはさっぱりわからなかった。

何を極めればいいのか?何を目標に生きればいいのか?

さっぱりだった。


ただ時間だけが過ぎていった。



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