第202話「本物」の盾のYoutuber④wwwwwwwwwwwwwww
「盾wwwwwwwwwwwwwwかなっちの専用武器は盾wwwwwwwwwwwwww盾のYoutuberwwwwwwwwwwwwかなっちの専用スタジオにいれば攻撃は当たらないんだなwwwwwwwwwwwww最近の流行りwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織が病んだ笑みを浮かべながら弾かれていく銃弾を挙動不審に見渡した。
「ああwwwwwwwwwwwかなっちの武器はライブ配信できる盾wwwwwwwwwwwどちらかというと補給基地みたいなものだけどなwwwwwwwwwwwwww因みにこの中から我々の専用武器は撃てばかなっちスタジオをすり抜けて敵に届くぞwwwwwwwwwwwwww魂がエネルギーになってるせいか大丈夫だwwwwwwwwwwwwあとかなっちが心を許している者しかかなっちスタジオを出入りすることはできないwwwwwwwwwwwwかなっちの引きこもりATフィールドがそれを許さないwwwwwwwwwww」
看護服の沙織がどこか昔を懐かしむように目を閉じそう言った。
「あれwwwwwwwwwwママwwwwwwwwwwwwかなっちは昔は違う武器を使ってなかったけ?wwwwwwwwwwwwこんな防振りみたいじゃなかったよwwwwwwwwwwwwwww私の転生してくる前の記憶ではもっと細かい武器を…wwwwwwwwwwww」
沙織が病んだ笑みを浮かべながら何か見透かしたかのようにそう言うと看護服の沙織は沙織に掴みかかった!
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!ママっていうなああああああああああっ!wwwwwwwwwwwwあと昔なこと引っ張り出すな!wwwwwwwwwwwwwww良いか昔の私よwwwwwwwwwゆらぎみたいなものだwww多少は変わることもあるんだwww頑張れば未来は変えられるんだwwwそれよりここで遊んでいても仕方ないからそろそろいくぞwwwwwwwwwwwwww殺したい殺したいwwwwwwwwwww米軍の特殊部隊を殺したいwwwwwwwwwwww」
看護服の沙織は自分のⅯ16-A4沙織改を構えるとかなっち専用スタジオを飛び出していった。
他の「本物」達も早く殺したくてたまらないのか、良く分からないことを喚き散らしながらそれぞれの専用武器を構えて看護服の沙織を追った。
あーあ…この中は安全なんだからかなっちの専用スタジオから打ち返せば死なないのに…
沙織とかは私服で戦ってるから撃たれたら死んじゃうじゃん!
僕は抱きかかえていたかなっちから手を離した。
「大丈夫だった?この中にいれば安全だから沙織達が帰ってくるまで待ってよう」
僕がかなっちに声をかけるとかなっちは目を輝かせ手を握りしめていた。
「アクセスなのだ…配信をするのだ…差身!一緒に私と行くのだ!」
かなっちはそうかなり思い込んだようにそういうと僕の手を握りしめ走り出した。
燃え上がるかなっちの魂がかなっちの専用武器かなっちスタジオに影響を与えているのか、かなっちスタジオ内の機器が起動していく。
うわー…これ、なんか色々隠された機能もありそうだね…
かなっちが首からぶら下げている演台から小型のディスプレイとカメラが展開して出てきた。
「みんな!かなっちだよ!あのヤバイ女子高校生達が米軍の特殊部隊と戦い始めたよ!たまたま近くにいた私の婚約者の差身と一緒にライブ配信するよ!」
かなっちは今まで見たこともない良い笑顔だった。