第199話「本物」の盾のYoutuber①wwwwwwwwwwwwwww
「おいwwwwwwwwwお前達なんで遊んでるんだ?wwwwwwwwwwwもうすぐ米軍が攻めてくるぞwwwwwwww」
中に入ってきたのは看護服の沙織だった。
最近、「本物」達も僕も沙織のお母さんそのものではないかと疑ってはいるんだけど、自称僕達が住んでいる同じ世界線の未来から沙織で僕の沙織と同一人物っていうことにはなってる。
小さな頃からずっと沙織に付きまとわれているので、良く似てはいるんだけどちょっと僕の沙織とは違うってわかるんだよなあ…
なんだかまたアタッシュケースみたいのを持って来たんだけど、わけのわからない「本物」の凶悪な武器でも持ってきたのかな?
「ママwwwwwwwww橋が壊れてるのに良くニャンパス国に来れたねwwwwwwwwwwww」
沙織が机の上から飛び起きると、病んだ笑みを浮かべながら甘えるようにそう言った。
「だからママじゃないって言ってるだろ!!!wwwwwwwwwww私は未来のお前なんだ!!!!wwwwwwwwww」
看護服の沙織が怒りだすと僕の沙織は病んだ笑みを浮かべながら反省したように頭を下げた。
「ごめんなさいwwwwwママwwwwwww」
「わざとか!wwwwwwわざと間違えてるだろ!昔の私よ!wwwwwwwwwww」
「ママにしか見えないwwwwwwwwww」
するとかなっちが不思議そうに2人に近づいてきた。
「そっくりなのだ!沙織のお姉さんなのか?大学生か?沙織と違ってまともな感じがするのだ」
かなっちがそうかなり信じ込んだようにそう言うと、看護服の沙織の表情が一気に輝いた。
「かなっち久しぶりだなwwwwwwwww昔から正直なのがお前の良いところだなwwwwwwwwwwwwww」
しかし僕の沙織は病んだ笑みを浮かべながらかなっちの後ろから抱き着いた。
「かなっちwwwwwwwwww騙されてはいけないwwwwwwwwwwwこの看護服の沙織の本当の年齢を教えてやろうwwwwwwwwwwwww」
「なんだ?もっと年上だったりするのか?」
かなっちがそう返事をするや否や看護服の沙織が激高した。
「だから余計なことはこれ以上言うな!!!wwwwwwwwwwそれよりもうすぐ米軍が襲ってくるからな…かなっちよwwwお前もそろそろ戦うための武器が欲しくなったんじゃないか?wwwwwwwwwww」
「私にも使える武器があるのか?」
かなっちが嬉しそうにそう言うと看護服の沙織はうなずいた。
「ああwwwwwwかなっち専用の武器だwwwwwwwww私は未来から来たからこの戦争でかなっちがいなかったら勝てないのを知っているwwwwwwwwwみんなで外に出るぞwwwwwwwwww早速武器を展開しかなっちがどう戦うのかを知る必要があるwwwwwwwwww」
看護服の沙織は手に持っていたアタッシュケースをかなっちに手渡した。