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幼馴染みの彼女が僕を殺しにやってくる!  作者: ぱんだ祭り
「本物」のYouTuber編wwwwwwwwwwwwww
178/204

第178話「本物」の洗礼wwwwwwwwwwwwwww

 清城京はこじらせどろどろに妬みつらみで不気味に揺れるピンクの淫乱オーラを微動だにせず立ち上らせ続けた。


「差身様の後ろに隠れないで下さいますか?差身様の後ろは私の定位置なんですの。ずっと何年も私は差身様を後ろから見ていた…あなたは会ってすぐに差身様の背中にしゃぶりつきやがって…差身補完計画がなければ殺しているところですわ…会ってすぐに差身様に甘えるなんて何なの…いやらしい発情したメスアライグマ…差身様とのセックスの順番はもう決まってるのですわ…」


 清城京の「本物」のこじらせ振りに震えたその子は僕のさらに後ろに回り込み更にギュッと力強くしがみついてきた。


「お…おい…あいつは何を言っているのだ…意味がわからないのだ…狂っているのだ…」


 その子は震えながらそうつぶやいた。

 するとテレビの前で正座していた天使が立ち上がりゆっくりこちらに歩いてきた。

 いつも通りの無表情でその子をじっと見つめ始めた。

 僕にしがみつき震えながらその子は天使を見てたんだけど…


「これ…」


 天使がいつも通りの無表情でそうつぶやくと、ポケットからアニメキャラのストラップを取り出しその子に渡した。

 反射的にその子はそのストラップを受け取ると目を輝かした。


「ありがとうなのだ!さっき落としたストラップなのだ!アニメイトから拉致られてる時に落としたのだ!」


「良かった…」


 天使はいつも通りの無表情でそうつぶやくと、そのままテレビの前に戻り正座した。

 しかしその子は急に表情を曇らせ不思議そうな顔をし始めた。


「おい…お前、なんでこのストラップを持っているのだ?」


 その子が恐る恐るそう聞くと天使はいつも通りの無表情で顔だけこちらを振り返った。


「拾った…」


「拾ったってなんなのだ…お前、さっきいなかったのだ…どうしてこれを持ってるのだ…」


「私はよく差身君の周辺をパトロールしてる。差身君は気がつかないけど。パトロール中に拾った」


 不可視暗殺者(インビジブルキラー)である天使。

 その存在感のなさが暗殺者としての才能を発揮させている。

 そういえば前からパトロールしてるとか言ってたけど、さっきも僕達の周りにいたのかな?

 それだけいつも通りの無表情でそれだけつぶやくとまたテレビに集中し始めた。


「パトロールって何なのだ…さっきこいつはいなかったのだ…いなかったのに私の落とし物を持っているのだ…おかしいのだ…」


 あーあー、だいぶこの子、狂ってきちゃったな。

 床を見たまま独り言をつぶやき続け始めたよ。

 一生のうちで起こる確率が低い出来事が立て続けに起きておかしくなっちゃったんだね!

 でも大丈夫!すぐに慣れるから!

 慣れれば大丈夫になるから!

 これくらいなら全然安全な方だよ!


「そこの2足歩行のアライグマの人は、差身補完計画に参加してないから差身君にあまり触ったら駄目なんだよ」


 スマホをいじり終えた若菜ちゃんがあんまり良く分かってなさそうな顔で笑いながらそう言った。

 若菜ちゃん、あんまり考えるのは得意じゃないからな…

 いつもよりはまともなことを言ってる気がするな。


「差身補完計画ってなんなのだ…」


 一瞬ビクッとしてからその子はそう若菜ちゃんに返した。

 若菜ちゃんはあんまり良く分かってなさそうな顔で笑いながらうなずいた。


「差身補完計画は私達が差身くんとセックスする順番だよ。最初に沙織、次にツインテール、その次が私、その次は金髪リボン、その次は乙姫なんだよ。差身君とセックスするならそのあとなんだよ」


「お前達おかしいぞ…こんな優しい人がお前達と順番にセックスするわけないのだ…セックスは1人の人として結婚するのだ…」


「本当だよ。差身君の性的趣味はみんな知ってるんだよ。巨乳メイドから熟女物まで差身君は色んなのが好きなんだよ。でも沙織がなかなかセックスしないからみんな待っているんだよ。我慢の限界が近いんだよ」


 若菜ちゃんがそう言うと沙織が何度もうなずいた。


「そうだぞwwwwwwwwww我々は差身との最初のセックスを楽しむための研究を欠かさないwwwwwwwwwww」


「駄目なのだ…大人数とセックスしてはいけないのだ…セックスなんて軽はずみに口にしてはいけないのだ…先生に怒られるのだ…」


 その子は完全に固まった状態でそう繰り返した。


「私…今のところは猫メイドで襲われる予定…」


 天使がいつも通りの無表情でそうつぶやくと清城京がこちらを振り返った。


「私は差身様にしばられて絶対逃げられないようにされてから動物のように襲われたいのですわ。嫌がってる私を動物のように…動物のようにいいいいいいぃぃっ!」


 清城京の性欲の高まりを押さえきれなくなってきたのか顔が紅潮し声を荒げ始めた。

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