第174話「本物」のアニヲタwwwwwwwwwwwwwww
そこにはあんまり大きくないかわいらしい女の子が立っていた。
僕達と同じ年齢かな?
天使と似たような大きさなんだけど、天使は無表情なのに対しその子は表情が豊かというかとにかく怒っていた。
肩のあたりまで伸びたふんわりとした髪、大きな目で一生懸命こちらを威嚇しているんだけど正直あんまり怖くない。
沙織は黙ってしばらくそれを見ていたんだけど、病んだ笑みを浮かべながらゆっくりとその子に近づいていった。
その子は一瞬の怯えた表情を見せたじろいたんだけど、すぐに負けじと睨み返した。
お互いに一歩も譲らず真正面で睨み合ってるんだけど、沙織の方が大きいから小動物を襲ってるライオンみたいな感じになっている。
「なんだこのアライさんのような生物はwwwwwwwwwwwwwwwwwwジャパリパークを崩壊させた戦犯を処刑せよwwwwwwwwwwwwww」
沙織が馬鹿にしたように病んだ笑みを浮かべながらそう言うと、その子は両手を上げ飛び跳ねながら騒ぎ始めた。
大きさ的に負けないように頑張ってるんだろうね…
「私をアライさんと一緒にするのは止めるのだ!お前!どこかで見たことあるなと思ったらペルソナ4の雪子に似てるな!マハブフダイン!」
「ああっ?!似てるわけないだろwwwwwwwwwwwwwwwお前こそ虹ヶ咲の璃奈に似てるなwwwwwwwwwwwwもっと髪を気にしてないように整えなければならないwwwwwwwwwwwwwww璃奈ちゃんボードwwwwwwwwwwwwww」
「うるさいっ!璃奈ちゃんボードと私を一緒にするなのだ!彼方の方が似てるのだ!」
「ニャンパス!wwwwwwwww彼方だとwwwwwwwwwwwww」
「ニャンパス?おい?!お前、のんのんびよりが好きなのか?」
「沖縄旅行からの3期製作中wwwwwwwwwww最高神れんちょん様の魂は消えないwwwwwwwwwwwww」
「それよりなのだ!ウィッチクラフトワークの2期はどうなっているのだ!」
「ああっ?wwwwwwwwwwそんなものやるわけないだろう?wwwwwwwwwwww一体何年経っていると思っているんだ?wwwwwwwwwwwww」
「そんなわけないのだ!連載は続いているのだ!」
「そういえばあずまんが大王も最近見ないな…wwwwwwwwwwwwwちよちゃんは成長してしまったか?wwwwwwwwwwwww」
「お前はバカなのだ!あずまんが大王などテレビでやるわけがないのだ!オワコンなのだ!」
「なにっ?!wwwwwwwwwwこの2足歩行のアライグマめ!wwwwwwwwwwwいってはいけないことを!wwwwwwwwwwwwwww」
2人共そんな調子でしばらく騒いでいた。
全く何の話をしているのか理解できなかったんだけど、お互いに何の話をしているのか理解しているようだった。
沙織もいつもより生き生きしてるように見える。
考えてみたら沙織とアニメやゲームの話ができる友達って誰もいなかったけど、この子は膨大な「本物」の沙織のアニメやゲームの知識についてきてるように見える。
その子も沙織に負けないようにバタバタしながら応戦してるけど、何となく楽しそうに見えるんだよな。
「ハアハアハア…もう良い…疲れた…お前達もここに座れ…」
その子はかばんに入れていたレジャーシートを取り出すとその子が立っていた付近に敷き、その隣に敷いてあったレジャーシートに座った。
なんだろうな?この子はずっとここに座っていたのかな?
「ああ…wwwwww私も疲れたwwwwwww」
沙織は「本物」の戦いではリミッターが振り切れるのか恐るべき体力を発揮するが普段はそんなに体力はない。
ヘナヘナと座り込むとぐったりとうなだれた。
「おい!そこのイケメンも仲間なんだろ?早く座るのだ!」
その子が随分命令口調で僕にそう言うので、これ以上怒らせるといけないから僕もレジャーシートに座ることにした。
毎日は書けませんがまあまあ更新できるはず。頑張りますwwwwwwww