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幼馴染みの彼女が僕を殺しにやってくる!  作者: ぱんだ祭り
「本物」の金髪リボン編wwwwwwwwwwwwww
171/204

第171話「本物」の打ち上げ中編wwwwwwwwwwwwwww

 あれ…沙織の声がするぞ…

 

 暗闇の中でそれに気がつき我に返った。

 ずっと僕の意識は飛んでいたようだ。

 自分がベッドのような物の上で寝ている感じがした。

 目を開けて天井を見る。

 

 そういえば、沙織のパパに「本物」のスプレーで睡眠薬的なものを嗅がされて意識を失っていたんだろうな…

 というかここはどこだ?なんだか暗い雰囲気だし…見たことがない…

 あれ?何だかいやらしいことをしてる時の喘ぎ声みたいなのも聞こえてくるんですけど!


 唸る僕の「死亡フラグ回避センサー」!!!!

 逃げるんだ!!!!

 だがしかし飛び起きようとしたんだけど、頑丈なロープなようなもので僕は縛られているようで一瞬バタついただけで動きが止まった。


「おやwwwwwwwwwwwww新たなる世界のアダムとなる差身よwwwwwwwwwwwwwwwようやく目覚めたかwwwwwwwwwwwwwwwそして私達は全員エヴァとなるwwwwwwwwwwwwwwwwww」 


 わけのわからないことを言い沙織が病んだ笑みを浮かべながらやってきたんだけど、僕の横に縛られた状態で寝てる人がいるのに気がついた。


「んーっ!!!!!ううんっ!!!!!!!」


 横で縛られていたのは清城京で沙織に怯えてるのか僕が目を覚ましたのに気がついたのがもがき出した。


 何だこれどうなってるんだ?

 同じベッドで清城京と僕が縛られて寝てるし、このベッド妙に大きいし!


 その清城京と沙織の向こうで若菜ちゃんと天使がテレビを見ていた。


 あれ?あの2人が見てるのってAVじゃないの?

 

「のわあああああああああああああああああああ!!!!!おい!ツインテール!男の人はいやらしいコスプレをすると興奮してくるんだね!ああああっ!早く差身君に動物のように襲われたい!!!」


 食い入るようにテレビを見る若菜ちゃん。

 いつも通りの無表情で同じくテレビを見る天使。

 しかし天使の目がテレビから離れることはなかった。


「差身君のいつも見てるのとは違う。差身君が沙織を襲ったら次は第2婦人の私の番。差身君のロンギネスの槍情報を沙織に聞いてからじゃないと怖い」


 いつも通りの無表情で天使はつぶやいた。


「沙織!ここはどこなんだ?!」


 僕がそう言うと沙織は病んだ笑みを浮かべながらゆっくりとうなずいた。


「ここはラブホテルwwwwwwwwwwwwwwパパが早くセックスをしろと言ってみんな連れてこられたwwwwwwwwwww金髪リボンは私の許可なくまた差身のロンギネスの槍を狙ったから縛りつけたwwwwwwwwwwwwwwwww本当は2人きりで南の島が良かったけどwwwwみんな順番にするのも悪くないwwwwwwwwwwww新しい世界が始まるwwwwwwwwwwwww」

 

 何言っちゃってるの?あなた方嫌々ここに来てないでしょ?

 清城京は縛られてるけど、あなた方はゆったりしてるじゃん!

 あれだろ?その順番って「差身補完計画」ってやつだろ?

 僕の増やして新しい世界を作るとか僕は絶対に付き合いませんから!

 

「差身様!!!縛られて痛々しくロープから溢れ出した私の大きな胸に早くしゃぶりつきたいからってそんなに興奮しなくても大丈夫なんですのよ…ああああっ!差身様!私をもっと痛めつけてえっ!好きっ!好きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!」


 口をふさいでいたテープがもがいてるうちに外れたのだろう。

 清城京がピンクの淫乱オーラを撒き散らしながらおぞましい呪いの言葉を吐いた!


「金髪リボンはうるさいなあwwwwwwwwwww少し黙っていてくれwwwwwwwwwww大事なところなんだwwwwwwwwwwwww」


 沙織はどこからかテープを取り出すと清城京の口をふさぎ直した。

 さらに隠していたコンバットナイフを手に取り、身動きのできない僕の喉元に突きつけた。


「差身!!!!wwwwwwwwwwww私のことが好きか?ニャンパス?wwwwwwwwwwwww」


「す…好きだよ…」


 まずい!逆らうと殺される!

 沙織のことは好きなんだけど、これなんかおかしくないか?

 間違ってる!間違ってるよ!


「おい!!もっと大きな声で言え!!!wwwwwwwwwwwwwww」


「はい!沙織のことが好きです!」


「聞こえないぞwwwwwwwwww差身よ!殺されたいのか?!wwwwwwwwwwwwww」


「沙織のことが好きです!」


「若菜ちゃんやツインテールwwwwwwww金髪リボンより私のことが好きか?!wwwwwwwwwwwwwww」


「はい!もちろんです!」


「もっと大きな声で!wwwwwwwwwwwwww」


「沙織のことが好きです!」


「もっと!wwwwwwwwwwww」


「沙織のことが好きです!」


 僕は出せる限り限界を超えて叫び続けた。

 逆らったら即地獄行き。

 だが沙織の顔が徐々に満足そうな顔になっていった。


「そうだろうwそうだろうwwwwwwwwwwww『私のことを忘れないように24時間怯え続けろ』wwwwwwwwwwwww」


 うわっ!でたっ!沙織にキメ台詞!!!

 もう十分だよ!絶対に忘れられないトラウマだよ!

 お前のことが好きだから助けてくれえええええええええええええええ!!!!


 沙織は僕の喉元からナイフを離すとどこかに隠した。

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