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幼馴染みの彼女が僕を殺しにやってくる!  作者: ぱんだ祭り
「本物」のツインテール編wwwwwwwwwwwwww
115/204

第115話「本物」のターンとか関係ない戦いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 ガルム戦車から降りた僕達は、沙織を先頭に右に若菜ちゃん、左にガルム戦車を後ろに控えさせた天使が三角形のような陣を取った

 成り行き上、沙織の横に僕がいることになる。

 もうガルム戦車より僕達の方が強くなっているので、ガルム戦車を盾にすることはないのだ。

 3人の「本物」達は目に黒い影がかかり凶悪な光を放っていた。

 そしてそれぞれの暗黒オーラが悪魔のように立ち上る!!!!


「おらあああああああああああああああああああああああああっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww死ねええええええええええええええええええええええ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww超ニャンパス砲!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織はめっちゃ叫びながら燃えるような赤いオーラをまとうM16-A4沙織改を唯一神に向かって発射した。

 沙織の心に連動してM16-A4沙織改の威力も高まっているのだろう。

 ズギュウウウウウウウウウン!!とレーザー光線のようにまっすぐ、図太い赤いエネルギー体が唯一神を襲う。

 しかし沙織を攻撃の手を緩めず、すぐにM16-A4沙織改のパワーをためにかかった。


「のわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!リア充を殲滅するよ!!!!!」


 沙織に続いて若菜ちゃんがミニミ若菜改を連射し続ける!!!!

 ズババババババババババババ!と凶悪な銃撃をんを響かせるミニミ若菜改。

 一切手を止めないで唯一神を馬鹿にする攻撃を繰り返す!!

 

 もうゲームのように交代交代で攻守を入れ替えない「本物」の戦い。

 ずっと僕達のターンだった。

 

「ガルム…メギドラオン…」


 天使も威力は弱いがツインテールガンを無表情で発射しながら、ガルム戦車に魔法攻撃を仕掛けさせる。

 ガルムの「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!」という咆哮と共に、唯一神は一瞬まばゆい光に包まれたかと思うと強大な爆発に巻き込まれていった。  


 次々と、絶え間なく攻撃していく「本物」達。

 僕も1ポイント唯一神からヒットポイントを削るために石を投げ続けた。

 

 めちゃくちゃに銃撃と魔法と石で唯一神を追い込んでいく。


 これは勝てるかもしれないぞ…

 完全に「本物」達の勢いの方が上だ。

 このまま唯一神のヒットポイントを削りまくって一気に押しこめば僕達の勝ちだ。


 だがしかし、それは僕の見込みが甘かったようだ。

 

 M16-A4沙織改にパワーを貯めこんでは「超ニャンパス砲」を撃ちまくっていた沙織が、急にガクッとその場で膝をついた。

 僕は崩れ落ちる沙織を反射的に支えると沙織の顔を見た。

 沙織はめっちゃ疲れた様子で冷や汗をかき息を荒げていた。


「大丈夫か!沙織!」


 僕が声をかけると沙織は死んだような顔で病んだ笑みを浮かべた。


「ハアハアハア…wwwwwああwwwwwwwwwww疲れたぞ差身wwwwwwwwwwwwwwwwwいつもそうやって私に優しくしてくれwwwwwwwwwwwwwwww」


 沙織は僕に甘えたようにそう言うと、表情を引き締め天使の方を見た。 


「おい!ツインテール!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww唯一神のヒットポイントはあとどれくらいだ?wwwwwwwwwwwwwwwwwww」 


 沙織の声に反応し天使はアームターミナルのディスプレイとなっているゴーグルを下ろすと、そのままこちらを向いた。


「まだ半分くらい。もっと攻撃しないといけない」


 天使は無表情で沙織に状況を伝えると、ゴーグルを上げて攻撃を再開した。


「のわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!もう動けないよ!!!!!!」


 ずっとミニミ若菜改を連射していた若菜ちゃんが、悲痛な叫びを上げながら大の字にぶっ倒れた。

 

 ああ…これ駄目だな…

 威力は凄いけど沙織と若菜ちゃんの武器は使えば使うほど自分の体力が削られていく。

 圧倒的なヒットポイントがある唯一神は攻撃されているだけで、僕達を追い込んでいたのだ。

 

「どうした…人の子らよ…創造主を超えるなどということが、いかに愚かな考えだったのか気がついたか…」


 今までずっと攻撃を受け続けていた唯一神が、全くなんでもない様子でその恐ろしい声を響かせた。

 それは荘厳で、あらゆる生命の創造主として、逆らった僕達を諌めるようであった。


 やっぱり僕達と唯一神じゃ、格が違うというか、どうにもならない差があるのかな…

 相手は僕達を創った神様だしね…

 ああこれはもう駄目かもしれないな…


 宙に浮く巨大な顔の唯一神は弱り切っている僕達に向かって大きく口を開けた。

 ついに攻撃をしてくるのだろう。

 僕は沙織を抱きかかえ、その時を待った。


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