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ハーイ、こんばんわっ。
「は?」
「なんかきこえたんだけど?」
ボク、ナイスガイ。
キミたちにも、見せてもらったお礼にきたよっ。
「つか、誰?」
「なに、なんかおかしくない?」
うん、びっくりするのは仕方ないよね。
それもミステリアスってやつだから、ボクの魅力ってことで。
「はぁ?」
「頭おかしいんじゃね?超ウザイんだけど」
それじゃ、ボクキミ達にお礼するの。
やっぱり、イイ、と、ワルイ、ボクよくわからなかったからさ。
「あー、なんかムカツク。うるさいんだけど」
「うぜー、なにコレ」
キミ達の、スキなの、あげるね。
「なに、なにくれんのー?」
「バカにしてんじゃね?ウザイから消えて」
うん、キミ達がよく言ってる、「ウザイ」って言葉。
きっと、大スキだから、よく使う言葉なんだよね?
だから、ボク、キミ達に「それ」あげるねっ?
キミ達が言ったのと同じ回数、同じだけ、プレゼントっ!
今までの分も、これからも、ちゃーんと返って来るようにしてあげる。
「は?ウザイんだけど」
「マジ死ねって、お前ウザイ」
うん、やっぱり大スキなんだね?
よかった。
まずは、今の二つから、ボクのお礼、うけとってねっ?
これからどうなるか、ちょっと見届けてあげたいんだけど。
ボク、まだいかなくちゃいけないとこあるから、ごめんねー?
「はぁ?ワケわかんねー」
「つかさー、アンタウザイんだけど」
「お前もウザイっつーの、どっかいけよ」
「なんでこんなヤツと居たんだろ、コイツ超イタイわ」
まずは、二人でよかったねっ。
それじゃ、バイバーイ。
喜んでくれたら、嬉しいなっ。
さてと、それじゃ次はっ。