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第11話 白誠中学校の狂刺刃

目には滅を!歯には破を!

第11話 白誠中学校の狂刺刃

寄歌高校での荏上撃破は、すべてを変えた。藤野の頭に、失われていた記憶が一気に蘇った。中学時代の白誠中学校――白く誠実な名前に反して、黒く腐った実態。教師たちの贔屓。優秀な生徒にだけ役職や機会を与え、残りを踏みつける不平等。自分は常に外され、苦痛を味わっていた。荏上は組織の手段で能力を得た無能力者で、藤野の潜在能力を脅威に感じ、記憶を吸い取ったのだ。「全部……思い出した。あの教師たちが、黒幕だった。」仲間たちに語る藤野の声は、静かだが燃えていた。砂野が頷く。「俺の知る範囲の情報ではこのときに贔屓されていた連中が、今の敵のほとんどだった。」猪奈倉チームも合流。伊藤、村上、中村、大西。全員、白誠中出身の古い友人。「絶対にぃ! 決着つけるぞ!」村上の言葉に、皆が応じる。白誠中学校へ。終業後の校舎は、静まり返っていた。だが、体育館の奥に、闇の組織「狂刺刃」の本拠があった。ボスの中山を中心に、教師たちが待ち構える。

体育館に入ると、中山が長話を始める。「ようこそ、諸君。何か問題でも? お前たちのせいで、この計画は――」すぐさま藤野の記憶奪取で、中山の短期記憶を消す。「計画……何だったっけ?」戦いが始まる。まず、飯田藍が不機嫌モードに突入。普段の無気力な表情が一変し、目が鋭く光る。「不愉快だ……お前等、罰として集団行動に裁かれろ。」飯田の体から淡い光が溢れ、分身した男女マーク型モンスターが次々と現れる。男のマークは筋肉質で力強く、女のマークは敏捷で素早い。合計20体以上が、集団行動のように整列し、藤野たちを囲む。「これが……集団攻撃か!」石本が叫ぶ。モンスターたちが一斉に突進。男マークが重いパンチを、女マークが鋭いキックを繰り出す。浦澤が過去遡りで飯田の行動を分析しようとするが、モンスターの波に押され、転倒。葉山が五大欲求を操る。「恐怖を増せ!」モンスターの動きが少し鈍るが、分身の本体が紛れているせいで効果薄い。丹羽の予知。「本体は……後ろの左!」だが、分身が入れ替わる。米田が電気を放ち、モンスターを感電させる。「ジジッ!」数体が消えるが、本体は無傷。伊藤がペン一本で絵を描く。「心情を表せ!」飯田の本体が絵に光り、位置が判明。村上が念じる。「絶対に……本体だけ攻撃される!」モンスターたちが誤って本体を攻撃。分身同士の混乱で、自滅の連鎖。飯田は絶叫し、「不愉快……!」本体が倒れ、リタイア。モンスターがすべて消える。息つく間もなく、近藤里英が前に出る。カマキリのような顔が歪む。「言葉の誤用は許せないわ。みんな、顔にバツを!」近藤の特殊ペンが光り、会話中の誤用を狙う。藤野が叫ぶ。「攻撃だ!」だが、近藤が「『攻撃』じゃなくて『惨劇』よ!」と訂正し、ペンで藤野の顔にバツ印。バツが付くと、能力が一時的に封じられる。砂野がネット民らしい知識で、「言葉じゃない攻撃なら!」高田の歴史幻想を提案。「言葉を使わず、絵で!」伊藤がカマキリ型モンスターの絵を描き、具現化。近藤のペンが効かない絵の攻撃で、モンスターが近藤を切り裂く。近藤は「誤用……ないのに!」と叫び、弱点突かれリタイア。バツ印が消える。次は佐野俊哉。藤野の担任だった男。論理的な目で睨む。「証明できない攻撃は、無効だ。集合写真のように、完璧に守る!」証明モード発動。しゃもじ型モンスターが現れ、攻撃を無効化。内田の奇跡が効かず、「証明できない概念……でも、無効!」石本が分析。「証明できない偶発的な攻撃なら!」田中の確率操作で、偶発的事故を誘う。「確率を0に!」佐野の足元が崩れ、しゃもじモンスターが暴走。証明外の奇跡で、佐野は激昂。「思い通りにならない……!」リタイア。村瀬達郎が「ファンキー!」と叫び、モードチェンジ。ノコギリを振り回し、制御不能。教師陣にも襲いかかる。「ファンキーッ!」中山が時間を奪い、村瀬を老化させて倒す。「お前のせいで……!」中山の覚醒。時間+能力奪取。剣道具モンスターが襲う。「おまえらのせいでこの計画はぶち壊しや!」チームの総力で応戦。だが、弱点なし。絶望が広がる。そこで藤野の奥義が目覚める。「産まれてきた事実を……消す。」この瞬間、中山の存在が薄れ、誰も知らなくなる。孤独に包まれ、リタイア。組織壊滅。体育館の外、夜空に星。「終わった……。」復讐完結。穢れた人間の滑稽さは、自滅で証明された。白誠中学校の黒い校舎が、静かに佇む。

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