7.オリンピックとルパン
優子は数ヶ月ぶりにシャチと会っていた。シャチは地方に住んでいて通信制の大学を一緒に受講しているのだが、時折りスクーリングという面直授業があるので上京して来る。もちろんその時に不倫相手とも会っているらしいが。
「姉さん、その後彼氏とは最後まで行ったんだって?どうだったのよ?」
「さすがシャチ。会っていきなりその話?
彼の例の副作用も治ったせいか、いきなり元気になったみたい。アンタ程じゃ無いと思うけど会う度にしてる」
「私なんか中距離不倫恋愛だから彼氏とはせいぜい良くて月イチよ。旦那とも妊活で排卵日付近にやってるけどあくまで妊活だからね。愛のあるHがしょっちゅう出来る姉さんがうらやましい。」
「シャチ、まだ妊活頑張っているんだ⁉︎筋金入りの不倫だね。私なんかもう旦那とはオリンピックだよ」
「何?オリンピックって?」
「オリンピックは4年に一度。旦那とは4年以上してないから」
「じゃあ彼氏とのHはSEX自身4年以上ぶりってことか。それはそれは、益々羨ましい。彼ってどんな感じなの?」
「ホテル入るとね、いきなり脱いで脱がされてウッホーイって感じで始まるの」
「何それ?まるでルパン3世の'フジコちゃーん‼︎'ってか。よし、彼の呼び名はルパンにしよう」
シャチはのあだ名命名センスは以前から中々良いと優子は思っていたが、今回もすばらしい。ちなみにシャチの夫はフレディ(マーキュリー)で不倫相手は蝶野だそうだ。どういう好みなんだ⁉︎と思ったが実際会うと似ている訳じゃ無いんだけどナルホドと笑ってしまった程だ。優子の夫の事はUMA(ユーマ:未確認動物)と呼んでいて、SEXをしないどころか姿も滅多に現さないかららしい。いくら子供がいないといっても2LDKのマンションなのにだ。
シャチは立て続けに質問攻めしてきた。
「で、どの位のペースで会ってヤッてるのよ?」
「毎週会ってるから月に10回くらいかな」
「んー!!! ・・・今日は姉さんのおごりね!」
-続く-




