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類魂  作者: 嶋恭作ニ
第一章 運命の人
18/45

18.運命の猫ちゃん達

優子の離婚成立後2年くらいは二人にとって平穏な日々が続いた。優子は独身になって時間が出来、デートの回数も増えたし女友達との旅行も楽しんでいた。せっかくお気に入りの無国籍料理の店のそばに引っ越したのだが、優子のマンションでの家飲みが楽しくて外飲みにはあまり行かなくなってしまった。夕食の為に二人でスーパーで買い物して、持っているスーパー袋から長ネギが飛び出しているのを見て二人でつくづく幸せを感じ合った。

ちょうどその頃会社はリーマンショックで暇になり、息子は高校の部活で忙しく、妻はテニスにハマっていて、ほったらかしの恭作にとっては逆に自由時間が増えて良かった。

恭作はこの頃から猫が飼いたくなり、娘も好きだったのでよく猫カフェに娘と行ったりしていた。優子も大の猫好きなのでマンションで飼う事を視野に入れて保護猫譲渡してもらえる家や施設などを一緒に訪れた。

最近、坂上忍のTV番組を見ていても感じたのだが、保護猫譲渡する人は審査が厳しすぎると思う。2人も何度か門前払い同然の扱いを受けた。そもそも譲渡したくないんじゃないの?と思える人もいた。それでもメゲずに探していたら遂に運命の猫たちと出会えた。それは地元の保護猫活動をしているSさんを通してだったが、いままでに無いくらいスムーズに事が運んだ。これくらいの捌きの良さが無きゃ保護された猫も大変だよなと思ってしまった。ちなみに後で知ったのだがSさんは地元保護猫界ではかなりの有名人でローカル局ながらTV出演もしていた。

優子は生後数ヶ月の兄妹猫とマンションとの生活を始め、恭作も益々彼女の家に入り浸りしばらくは平穏な日々が続いた。この二匹の猫ちゃん達は2人にとってかけがえの無い、いわゆる運命の猫ちゃんとなった。

しかし会社では社長交代をきっかけに水面下である動きが進行していて、その後立て続けに事件が発生した。そのいずれも傍目に見れば2人にとって乗り越えるのにシビアだったと思うが、あの1度目の危機よりは軽かったように感じた。


-続く-

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