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ピリオド魔法〜生まれた時から最強で〜  作者: Nanakusa
ピリオド魔法〜生まれた時から最強で〜I
8/13

ep.8: 超人のクラス, 新天地へと

前回のあらすじ:生まれつき世界の常識を覆す力を持って生まれたトノは、入学式前に絡んできた、コンバーサスと再会する。

「テメェ…覚えとけよ?」

「あはは…というか、そろそろクラス分け出たんじゃない?私たち同じクラスだといいね!」

「あー…見に行ってみるか」

こうして、クラスを見に行こうとしたのだが…

「……視線がすごい」

「ケッ!当たり前だろ。神童2人と歩いてんだからよ、この雑魚が」

ミュリアに加えてコンバーサスまでついてきたので、今度はトノが見られる番となってしまったのだ。

「(うーん…ミュリアと2人だったら移動魔法使ってたけどな、コンバーサスがいるから下手に動けないんだよな)ちょっと、居心地が悪すぎるから早くクラス分け見に行こうよ。」

と、その場から逃げ出すようにクラス分けを見に行ったトノだったが…

「……まじか」

そう。トノのクラスにミュリアとコンバーサスがいるのだった。

「どんな確率引いたんだよ…俺ら」

「ハァッ⁉︎お前と同じクラスかよ!最悪だわ!」

「えー?すごーい!仲良くしてよ?2人とも」

(無理だな、これは)


ー教室にてー

「でも思ったんだけど、なんでFランクの俺とSランクの2人が同じクラスなんだろう」

「あートノ説明の時職員室行ってたから聞いてないのか。ランクは基本的に戦闘訓練の時とかしか使わないらしいよ?…あ、だからトノに戦闘訓練って言ってもピンときてなかったのか!」

「へー…というかコンバーサスは?」

「なんかさっきもう友達つくってどっか行ってたよ?……すっごい柄悪い人たちだったけど」

「類は友を呼ぶ、だな」

トノとミュリアは共に苦笑する。

「ところで、1時間目はなんだろう?あと2分しかないから席に着いておいた方がいいんじゃない?」

「1時間目?確か早速戦闘訓練だった気がするけど…」

「本当に早速だな⁉︎…間に合わないな!急ぐぞ!」

「……そうだね」

ミュリアがトノの顔を見たまま動かない。

「…どうした?ミュリア?」

「ねぇ、トノ?1ついい?」

(な、なんだ?)

次回:超人の訓練, 頂点の奮起

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