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ピリオド魔法〜生まれた時から最強で〜  作者: Nanakusa
ピリオド魔法〜生まれた時から最強で〜I
7/13

ep.7: 因縁の超人, 腐れ縁

生まれつき世界の常識を覆す力を持って生まれたトノは、神童ミュリアとの全面対決をしたが、トノの圧倒的な力の前にミュリアは絶望する。

「ふぅ。あぶねぇ」

「……っ!嘘でしょ?今のでも無理なの…?」

「いや、ダメージはしっかりとくらったよ。まぁ、くらった瞬間に回復魔法かけたけどね。」

「くっ…!トノの本気も見せなさいよ!あなたの本気を防いで、その自信無くしてやるわ!」

「…本当にいいのか?」

「いいから早く!」

「……行くぞ。豪雷!」

辺りに一斉に巨大な雷が落ちる。

ズゴォォォォォォォォォォオンッッ!!!!

バッゴォォォォォォォォォォンッ!!!!

ドゴォォォォォォォォオオオオンッッ!!!

その威力に耐えられずに地面が盛り上がり、巨大な亀裂が入る。地面は破裂し、中から溶岩が噴き出してくる。溶岩は龍の様にうねり、辺りを溶かしながら爆発していく。岩は降り注ぎ、火は燃え広がり、辺りは地獄絵図と化す。

「うそっ!ちょっと待って、それはやりすぎだって!足場がっ…ぁぁぁぁぁぁぁ!」

ミュリアが亀裂へと落ちていく。

「あ、やべ」


ーミュリア救出後ー

「ハァ…ハァハァ…っやりすぎよ!マグマが出てきたわ!3000キロくらいの深さの亀裂が入ったってことよ⁉︎」

「うーん…まだ全然全力じゃなかったんだけどな。今のは身をくらます程度に使おうと思ったんだが…」

「…はぁ?てかなんでトノは無事なの?」

「ん?まぁ無限結界張ってるからだけど?」

「じゃあなんでさっきの私の攻撃は効いたのよ」

「無限結界張ってたら可哀想だからな。」

「もう…どうなってるの…?」

「とりあえず模倣魔法で元通りにするか。」

キュインキュインキュイン…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

「ふぅ。体育館も戻したし時間も流すか。時羅流」

すぅぅぅぅぅーっ

「うん。とりあえずあなたが正体を隠したい理由がわかったわ。そんな実力がバレたら普通には生きられないものね。」

「そういうことだ。しかも、親から止められてるしな」

「さて!そろそろさっきのテストの結果が出て、クラス分けがされる頃よ…って、時間止まってたから今はテスト終わった直後なのか。」

「そうだな。現実では1秒も経ってないからな。」

「どうする?ちょっとこの学校を探検でもしてみる?」

「…まぁいいけど。」

「やった!じゃあ校舎に戻りましょ!というか色々と聞きたいこともあるし。」

「あぁ、答えられることならいいよ」

「やった!」


ー校舎にてー

「んー…なんだかすごい視線を感じるなぁ」

「そりゃそうだろ。神童なんてなかなかお目にかかれないからな。みんな一目見たいんだろ」

「トノに言われてもあまり褒められてる気がしないけど…ていうか!この学校、私以外にも神童いるんだけど知ってる?」

「マジで?知らなかった」

「コンバーサスって言うんだけど…呼んでくるね!」

「えっ…ちょっと!」

ミュリアが走り去っていく。

(コンバーサスか…確かにあの炎夜は良かったからな。ミュリアほどではないけど世間的には強い部類に入るのかもな。まぁ性格ひん曲がってるけども!)

「連れてきたよー!」

「んだよミュリア、そんなに合わせたい人って誰だ…よ…っ!おい、この前のクソガキ!」

「えー?コン、もうトノのこと知ってるの?」

「あぁ。こいつマジで生意気だから気をつけた方がいい。」

「確かに!トノには気をつけたほうがいいよね!」

(お互いの気をつけた方がいいの意味が違うの面白いな)

トノは苦笑する。それをコンバーサスが見逃すはずもなく…

「テメェ今笑いやがったな?」

「笑ってないっすよ」

「うるせぇ!炎…」

「ちょっとやめてよ!会って早々喧嘩しないで!しかもコンじゃトノには勝てないから…」

「おい!」

「あ、そうだった!」

「おい、ミュリア。俺がこいつに勝てないって?何言ってるんだお前?」

「いや!間違えた!トノじゃコンには勝てないって言おうとしただけ!」

「そうだよ!俺じゃコンバーサス君には勝てないって!…よろしく。コンバーサス!」

「はぁ?お前馴れ馴れしく呼ぶんじゃねえよ!」

「ごめん、コンバーサス。」

「テメェ…覚えとけよ?」

次回:超人のクラス分け, 新天地へと

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