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ピリオド魔法〜生まれた時から最強で〜  作者: Nanakusa
ピリオド魔法〜生まれた時から最強で〜I
5/13

ep.5: 超人の友情, 差し込む光輝

前回のあらすじ:生まれつき世界の常識を覆す力を持って生まれたトノは、未成年ながらに階級、神になっている者に与えられる称号、神童を保持している女の子と出会う。

「ねぇねぇ!キミ!」

(…ん?)

「私ミュリアって言うんだけど、名前なんて言うの?」

「…インビクトゥス・トノです」

「私ずっとあなたのこと気になってたんだよね!」

「(神童か…少し注意しよう。)…なんで?」

「威嚇魔法で物理的なダメージまで入れられるってすごいじゃん!」

「おい黙れ」

「えー!なんでよ!教えてよ!」

「あれは俺じゃない!」

「嘘だよ!私を誰だと思ってるの!絶対にトノ君が…」

「やってない!」

「やった!だって威嚇魔法を撃った時特有のオーラが…」

「1回待て。時羅停」

すぅぅぅぅぅーっ

辺りの時間が止まる。

「え、嘘、時間魔法まで?」

「ああ。階級、賢以上には多分効かないけどな。」

「あぁー!惜しい!私、神なんだよね」

「知ってる。…それで本題に入ろうか。多分、君にはあの威嚇事件の犯人がわかっているだろうね。」

「うん。トノ君でしょ?」

「でも俺は魔気0.2だった。なのになぜまだそう思う?」

「いや、魔眼で」

「あぁ、魔眼が使えるのか?(…コイツ思ってたよりできるな)」

魔眼とは、生まれつきで発動していない限り使えない、"目"に特化したサポート魔法であり、魔眼を使用すると相手の実力、相手が次に取ろうとしている行動を視ることができたり、他にもさまざまな効果がある。先ほどミュリアが言ったオーラもそのうちの1つだ。

「使えるよ!」

「……まぁ、それはわかったんだけど、とりあえず俺の正体は秘密にしててほしいんだよ。」

「うん、いいよ。」

「いいのか⁉︎」

「そのかわり、威嚇魔法教えてね」

「…わかった。」

こうして初めての友達、ミュリアと出会ったのだった。


「よし!次は魔気質測定テストだ!まずはアミークス!」

ブオオオオオオオオオオオン

「92点だ!」

「次、インビクトゥスだ!総量はあまりなかったが、魔気の質がいいのか⁉︎」

「…やりました。」

「おぉ!やったか!相変わらず気付けんな。」

「何点ですか?」

「……4点だ。どうなってるんだ⁉︎」

「だから言ってるでしょう。僕は本当に威嚇魔法は撃ってないんですよ!そろそろいい加減にしてください。」

「……すまん。次!エンクール!」

「…はい。」

バコオオオオオオオオオオオオン!!!

「…おぉ!また100点だ!流石だな!次!」

ミュリアが走り寄ってくる。

「ねぇ?トノ?今の何?」

「ん?魔力制御って言うんだよ。」

「そのくらいは知ってるよ!でもいくら魔力制御でも魔力の質は変えられないでしょ?だから、魔力を出した時点でトノなら100点行くと思ったんだけど…」

「あー…まあミュリアならいいか。俺の魔力制御は質までコントロールできるんだ。」

「へぇー………え?」

ミュリアが固まる。

「今なんて?」

「いやだから、質までコントロールできるって…」

「いやいやいや!おかしいでしょ!そんなの聞いたことないよ⁉︎」

「あ、そうなんだ(普通がよくわからんな)」

ここでミュリアが何かを思いつく。

「ねぇ?トノ?」

「なに」

「ちょっとテストの後体育館来て」

「…いいけど」

次回:超人の本気,計らずも

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