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ピリオド魔法〜生まれた時から最強で〜  作者: Nanakusa
ピリオド魔法〜生まれた時から最強で〜I
10/13

ep.10: 超人は最強, 隠れた誼

前回のあらすじ:生まれつき世界の常識を覆す力を持って生まれたトノは、自分と同様に力を隠しているケアルと出会うが…

「おい、お前」

「っ!なんだ?」

「エンクール・ミュリアを知っているか?」

「…!知っていますが…」

「…アミークス・コンバーサスは?」

「知っている…まさか⁉︎あの2人に何かしたのか⁉︎」

「いやいや!そんなわけないだろ!ちょっと待ってて1回助けてあげるよ」

「…ありが…たい⁉︎」

ケアルは気づいたら地上にいた。トノが見えない速度で助けたのだ。

「…あのブラックホールから抜け出せる速さで動いたのか…?どうなってるんだ?こいつは…」

「ん?どうした?」

「いや、なんでもありません。それで?あなたはあの2人と知り合いなのですか?あの2人はあなたの強さに気づいているのですか?あの2人とはどうやって…」

「おぉ、ちょっと待て。そんないっぺんに聞かれても答えられないよ!…一旦この試合を終わらせようか。身体変格魔法は使える?」

「舐めないでいただきたい。あなたが強すぎるだけで、私も神童なのですよ。では、とりあえず私の勝利ということでいいですか?」

「ん?ちょっとまって?神童なの?神童ってことは未成年でしょ?サークル入れなくない?」

「私は一応、神童の中でも一定の基準を満たした神童ですので、サークルなどは入れるのですよ。」

「基準って?」

「それは言えないことになってます。すみません。」

「うん。まぁいいや。というか、この戦闘訓練は時間制だから後5分くらいあるな」

「そうですね。残り5分は雑談でもしますか?」

「いいね、というか敬語やめてくれない?もう友達だろ、俺ら。」

「うーん…それは厳しいですね。私は敬語の方が慣れてるのでそっちの方がいいです」

「ふーん…まぁいいや。でもせめてトノって呼んでよ」

「分かりました。ところで、ミュリアとコンとはどういう関係で?」

「ミュリアは友達かな。コンバーサスは…知り合い?」

「まぁあの性格ですもんね」

「逆にケアルはあの2人とどういう関係なの?」

「あの2人は将来、うちのサークルに入ることになっている将来超有望な神童です。私はその監視、教育役なんですよ」

「ふーん。確かにあの2人よりも別格の強さだったしな」

「トノに言われると褒められた気がしませんね…」

「サークルか…俺も将来つくってみよう」

「サークルはある程度人望がないと人が集まりませんよ?トノは強いですが、1人ではサークルとは言えませんね。」

「成人したら威の称号取りに行くから大丈夫!」

「普通は威を取ろうなんて考えもしないことなんですが…トノなら笑顔で取って戻ってきそうで怖いです」

「よーし!決めた。俺成人したらサークルつくる!ケアル、入ってくれよ」

「それは難しいですね。私はガウディウムさんの元から離れる気はありませんので。でも、サークルをつくる手伝いならできますよ」

「よっしゃ!それでもいいや!ありがとう!…でもミュリアもコンバーサスもガウディウムのとこ行くのか…なんならいっそのことガウディウムのサークル潰しておこうかな。」

「普通幹部の前で言いますか?それ」

ケアルは苦笑する。

「まぁ流石に今はやらないけどね。実力隠してる途中だし。でもいつかは…」

キュウン

「あ、時間きた」

「よーし!時間だ!ここでこの授業は終わりだぞ!みんな、教室に戻れー!」

「戻るか」

「はい。」

次回:幹部の勇気, 新たな契り

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