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帰還

 その後も私から<言霊(ことだま)>スキルを得ようと、カイザーはいろいろ話しかけてきた。

 で、その結果、カイザー自身に適性のないスキルは獲得できないのだとわかって、カイザーも少しおとなしくなってくれた。

 元々ドラゴンなんだから、例えば料理とか、手先が器用じゃないとできないような生活スキルを得るのは無理がある。<言霊(ことだま)>スキルといっても万能ではないのだ。

 それはそうと、イケメン魔王に擬態したまま砦に向かわせるわけにはいかない。髪の色とか尖った耳とか、どう見ても魔族に見えるしね。サレオスなんかは問題外だわ。

 私がそう指摘してネックレスに戻ったら?なんて云うと、カイザーはなぜかあたりをきょろきょろと見回し始めた。


『ふむ、これでいいか』


 すると、次の瞬間、彼の姿は防粉マスクをした鎧の兵士に変わった。


「あれ、なにそれ。誰?」


『そこで死んでいる兵士の姿に擬態した』


 擬態したカイザーが私の足元を指さしたので、視線を移して見た。


「うわっ!ほんとだ!」


 私は思わず飛び退った。

 私の足元に、仰向けで倒れている兵士がいて、カイザーはその兵士そのまんまの姿だったからだ。


「あ、あんた、そんなこともできるのね…」

『死んでいようがいまいが、関係なく擬態はできる』

「へえ~」


 そうか、目で見た者をそのまま再現できるんだった。たとえそれが死体でも…。

 でもこれはよく考えたものだわ。


「これなら一緒にいても怪しまれないわね。この死体が見つからなければ、の話だけど」

『これだけの量の死体をすべて確認するには時間もかかるだろう。正体がバレる前に消えれば問題ない』

「案外、あんたって賢いのね」

『案外は余計だ。…というわけで、失礼する』

「きゃっ!」


 兵士に化けたカイザーは、私を片腕でひょいっと抱き上げた。


『まだ砦までは遠い。おまえを疲れさせるわけにはいかん』

「ああ…そういうことね。ありがと」


 体力だけでなく、累々と死体が横たわる戦場を歩いて戻るのは精神的にもキツイ。

 腐敗が始まっているらしく、死臭も立ち込めてくるし。


『こんなところを歩くのは辛かろう』


 カイザーは人間を知らないと云ったけど、私の気持ちはわかってくれるみたいだ。

 カイザーの足は速く、もう国境の長城が見えてきた。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「ちょっと、あれ」


 最初に気付いたのは、エリアナだった。

 将と優星もこちらを見て驚いていた。


「トワだ!」


 3人はこちらへ向かって駆けて来た。


 兵士に化けたカイザーは私を地面に降ろしてくれた。

 すると、走ってきたエリアナが私に向かっていきなり怒鳴った。


「このバカ!今までどこ行ってたのよ!もう死んだって思ったじゃない!」

「今までどうしてたんだ?あの兵士に助けてもらったのか?」


 将が私の後ろにいる兵士を見て云った。

 カイザーが化けた兵士は無言のまま頭を下げた。

 そっか、死人の声はさすがに真似できないわよねえ。何とかしゃべらせないようにごまかさないと。


「あ、そうなの。爆風で気絶してたんだけど、気付いたら誰もいなくて…。歩いてるところをあの人に助けてもらったのよ!ホントに偶然に!」

「へえ、運が良かったんだな」

「そ、そうなの、運が良かったの!」

「それにしても今朝の戦いによく巻き込まれなかったね。ドラゴンが現れて、火を吐いて、大変だったんだよ」


 …知ってます。そのドラゴン、今目の前にいるんだけどね…。


「へ、へえ…今朝も戦いがあったの?」


 優星が疑いの目を私に向ける。

 こうなったらもうしらばっくれるしかない。


「あんなに派手にドンパチやってたのに、気絶してて気づかなかったっていうのかい?」

「う、うん。なんか頭打ってたみたいでさ…。自分で回復魔法かけたからもう平気だけど」

「いい気なもんだな。こっちは命懸けだったってのに。奴ら、俺たちをわざと逃がしたんだ。舐めやがって」


 将は悔しそうに云った。


「こっちは結構被害が大きくてね」


 優星が砦の入口近くに座り込んでいる兵士たちを見て云った。


「今、回復士たちが大忙しさ。死人は出なかったみたいだけど、精神的ダメージがヤバくてね、特に連隊長が…」

「あ、じゃあ私も回復手伝わないと…」

「止めといた方がいいわ。あんた程度の力で治せる怪我人なんかいないわよ」


 エリアナ、相変わらずキツイ…。


「そういやドラゴンの背中に、黒いマント姿の誰かが乗ってたのを見たわ。ホリーは魔王が復活したんじゃないかって大騒ぎして、あたしを置いて逃げたのよ!信じられる?!」


 うは、それ私!


「ドラゴンが通った後、魔族たちが起き上がってきたんだよ。まるでゾンビみたいにさ」

「そう、あれは怖かったわ。倒しても倒しても起きてくるんだもの。ホラー映画みたいだった」

「ゾンビって…」


 そりゃないわー。

 私は心の中でツッこんだ。


「私が思うに、あれは魔王のスキルなんじゃないかしら。倒れた瞬間起き上がるように命令してるとか」


 エリアナは腕組みしながら、自分の推理を披露したけど、将に「操り人形かよ」と笑われていた。


「小さい魔族も乗ってたっていうから、そいつがドラゴンからポーションを振りまいてたんじゃないかって話もあるよ」


 優星が別の説を唱えたけど、さすがに回復魔法を使った、っていう説は出ないわね。

 まさか小さい方が魔王だなんて思わないわよねえ。


「ともかく、戻って来れてよかったよ。僕たちは今日の夕方にはここを発つことになったからね」



 何はともあれ、無事に砦に帰ってこられた。

 兵士に化けたカイザーは、砦の中に入るふりをして隠れ、隙を見てネックレスの中に戻ってきた。


 こうして仕事を終えた私たち勇者候補は、大司教公国への帰路につくことになった。

 戦いで結構な数の馬が死んでしまったため、将たちが来るときに乗ってきた馬は砦に置いていくことになり、全員が馬車で帰ることになった。

 私が生きていたことを知ったホリーは、露骨に嫌な顔をした。私が死んだと思って捜索隊を出さなかったことに対し、勇者候補からは問い詰められたみたいだけど、「皆さんの安全のためでした」とか云って責任を逃れようとした。エリアナを置いて逃亡したこともあり、私たちの彼女への信頼は地に落ちた。

 しかしホリーは空気を読めない人のようで、この戦いでの戦果を私たちに偉そうに話すのだった。


「エリアナ様と優星様は、少なくとも魔族を範囲魔法とスキルでそれぞれ100体以上は倒しています。将様に至っては敵の総大将を倒すという輝かしい戦功を立てました。そのおかげでこの戦は早期に決着したのです。勇者候補にふさわしい働きでした」


 そう言ってから、チラ、と私を見た。

 その目は(あなた以外は)と云っているように思えた。


 たぶん、その倒したっていう敵の総大将ってサレオスのことよね。

 私が癒したってことはそっと胸にしまい込んでおこう。

 そう思わせるために魔王は翌日、サレオスを出さなかったんだろうし。


「でも今日の基地への奇襲は明らかに失敗だったよ」


 優星の指摘にも、ホリーは冷静だった。


「いいえ。ドラゴンと、魔王復活の可能性があることが確認できました。これは重要なことです」

「…ポジティブ志向なのはいいことだと思うよ」


 優星が嫌味を云ったことに、ホリーは気付いてないみたいで「どうも」と返した。

 優星はエリアナと顔を見合わせて、やれやれ、と肩をすくめる仕草をした。


 そうして私たちは、大司教公国へ戻ってきた。

 馬車酔いしたらしくエリアナは、速攻で自室へ戻っていった。

 私も部屋へと戻り、ベッドにダイブした。

 するとカイザーが出てきたいというので、許可した。


「あー、疲れた。あの馬車の乗り心地、サイッテーだわ。お尻痛い~!」

『私ならば、あの程度の距離などひとっ飛びしてやるのに』


 ミニドラゴンのカイザーは、私の頭の付近にふわふわ浮きながら云った。

 私はベッドに横たわりながら、カイザーに語り掛けた。


「あんたにはいろいろと外を見せてあげないといけないわね」

『擬態をするためにか?』

「人間を知るためによ」

『人間になど興味はないが、おまえがそういうのなら』


 私はカイザーをじっと見つめた。


「話し相手がいるっていいものね」

『おまえは寂しがり屋だな』

「…面と向かってそう言われるとなんか腹立つ」

『おまえの表情から読み取っただけだが』

「あんたって心理カウンセラーみたいね。じゃあ私が今何を考えているかわかる?」

『友人が欲しいと思っている』


 私は飛び起きた。

 図星をさされる、ってこういうことなのか。


「…あんたってマジでカウンセラー?」


 すると、カイザーは、目の前でエリアナの姿に擬態した。


「わお!エリアナじゃん…!!」


 ベッドの上にエリアナそっくりの少女が座っている。

 擬態するのはいいけど、ベッドの上で土足なのかいかがなものか。


『私が見たところ、心根は悪い娘ではない。だがおまえが思うような友人になれるかどうかはわからん』

「よく見てるのねえ…。彼女、プライド高そうだから、落ちこぼれの私と友人になるのは抵抗があるのよ」

『だが、ああ見えておまえが生きていたことを一番喜んでいたぞ?』

「あんなに怒鳴ってたのに?」

『私にはそう見えた』


 カイザーはよく人を見ているわ。

 人間のことを良く知ろうとしているのかな?


『馬車に同乗していたあの気の強そうな女の方は好かんがな』

「それってホリーのこと?」

『そうだ』

「ドラゴンにも好みのタイプとかあるのねえ」

『そういうものは、仕える主に似ると言われている』


 私は思わず吹き出した。


「あっはは!ペットと飼い主は似るっていうからね!」

『ペット?』

「あー、なんでもない。それにしても我ながらすごい能力を与えたわね。他にはどんなスキルを持っているの?」

『あとは戦闘スキルばかりだな。<体術>、<炎・風属性魔法>、<物理無効>、<炎・風魔法無効>、<全属性魔法耐性>、そしておまえからもらった<絶対防御>だ』

「結構持ってるのね~。ところでスキルの確認方法って魔族も同じなの?あんた今目を閉じたように見えなかったけど」

『同じ、とは?』

「目を閉じると目の前に属性やスキルの文字情報が出てくるの」

『文字情報?ふむ、人間は少し違うのだな。我ら魔族は直接頭の中にイメージとして伝わってくるのだ』

「へえ…。そっちのほうがわかりやすそうね。私も見てみようっと」


 目を閉じて、スキルを確認してみる。


「うーん。なんかいろいろ増えてるなあ…。やっぱ戦争を経験したからかなあ?あ、<言霊(ことだま)>スキルってこれかあ。あれ…?」

『どうした?』

「属性が、増えてるんだけど…。そんなはず、ないわよね」


 カイザーはエリアナの姿のままで心配そうに私の顔を覗き込んだ。


「私、魔属性を持ってることになってる…」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 ホリーは大司教の部屋の扉をノックした。


「大司教様。バーンズです」

「入り給え」

「失礼します」


 ホリーが部屋に入ると、大司教は豪華な椅子に座っていた。

 だが、やはりフードは目深に被ったままだった。


「遠征ごくろうだった。首尾はどうかね?」

「1人を除いて上々です」

「そうか。それと、頼んでおいた例のものは?」

「下級魔族ばかりですが数体回収しました」

「上級魔族はいなかったのか」

「倒したはずなのですが、なぜか1体も見つかりませんでした。魔族側が回収したと思われます」

「…まさか、こちらの目的を察したわけではあるまいが。まあいい、ラウエデス祭司長が別件で上級魔族を捕らえたようだからな」


 その名を聞いて、ホリーの顔色が変わった。


「ラウエデス卿が?」

「以前から帝国騎士団に依頼していたそうだ。帝国領内に魔族の村を見つけたそうで、そこに上級魔族が潜伏していたとか。それも生け捕りにしたそうだよ。彼の人脈は得難いな」

「そ、そうですか…」


 ホリーは唇を噛みしめた。


「勇者候補たちの心象はどうかね」

「3人は問題ないかと。特に将は得難い存在です」

「もう1人はどうだ?」

「あれは、問題外です。早々に放逐した方が良いかと」

「君はあの娘を置き去りにしたそうだね」

「…お耳が早うございますね、戦場で行方知れずになったのです。死んだと思うのは当然でしょう」

「だが、あの者は自力で戻ったそうじゃないか」

「…運がよかっただけでしょう」

「君はあの娘がどれほど貴重なサンプルか、わかっておらんようだ」

「サンプル…ですか?」

「だから君はラウエデスに勝てないのだよ。多少使えなくてもあの娘は今後も経過観察対象だ。そのように心得たまえ」

「は…」


 ホリーは頭を下げたものの、納得はしていなかった。


「それから砦の連隊長から君宛てに苦情が届いている」

「苦情?」

「君が権力を振りかざし、意に添わぬ出兵を促したことに対する苦情だ。気の毒に彼は花粉にやられて病院送りだ。花粉に回復魔法は効かんからな」

「決してそのような。私はチャンスを生かせと申し上げただけです」

「だが、そのチャンスを生かすことはできなかったようだな」

「…申し訳ありません」

「もう良い。下がりたまえ」

「は、では失礼します」


 ホリーが部屋から出ようとした時だった。


「ああ、バーンズ祭司長」


 大司教が呼び止めた。


「何でしょう?」

「アトルヘイム帝国軍から上級以上の回復士を派遣して欲しいと要請がきている。君に行ってもらうことにしたよ。期間は無期限。彼らには借りができたからね」


 ホリーの顔色が変わった。


「わ…わかりました」


 ホリーが退出した後、大司教室の奥の扉から別の人物が現れた。


「大司教様、戻りました」

「イドラか。偵察ご苦労だった」

「いえ。任務ですので」


 イドラと呼ばれた人物も、大司教同様にローブで頭からすっぽり体を覆っている。

 そのローブの色は助祭の地位を示す、金の縁取りのついたグレー。


「ドラゴンが現れたそうだが、本当か?」

「はい。遠くからしか見えませんでしたが、あれはカイザードラゴンに間違いありません」

「カイザードラゴンが、復活したのか」

「そのようです。カイザードラゴンの背中に人影が見えました。あれはおそらく魔王でしょう」

「カイザードラゴンが主以外を背に乗せることはないからな。…ついに復活したということか」

「魔王都にはエサを撒いておりましたが、まさか前線基地にいたとは予想外でした」

「魔王の考えることは常人には理解できぬな」


 大司教は手袋をした手で、自分の机の引き出しを開けた。

 そこから小さな袋を取り出して、掌の上に乗せた。


「この宝玉が役に立ってくれると良いのだが」

「勇者の封印をもってしても復活してしまうとは、やはり魔王は恐ろしい相手ですね」

「やはり、当初の予定通り、例の計画を実行するしかないか」

「しかし、それをすれば、この国は滅びます。それで良いのですか?」


 イドラは動揺した様子を見せた。

 それを大司教は見逃さなかった。


「もともとこの計画のために建てられた国だ。同情などおまえらしくないぞ?魔王が憎いのだろう?」

「…憎いです」

「ならばもう何も言うな。…ところで勇者候補をおまえはどう見た?偵察に行っていたお前の意見を聞きたい」

「3人共そこそこの能力を発揮しました。相手の指揮官は守護将のサレオスでしたが勇者候補のエリアナと将が倒しました。ですが、魔王を倒すには実力不足かと」

「そうか。だがあのサレオスを倒すとは大したものだ」

「サレオスの遺体は回収できませんでした。何者かが先に回収したか、あるいはまだ生きていた可能性もあります」

「ふむ、それは残念だ。サレオスほどの大物ならば、依り代としては十分なのだがな」

「下級魔族の遺体を依り代にして前線基地周辺に魔物を数体召喚しておきました。遺体をエサに魔力を充填させた後、指定の場所へ移動するように仕向けてあります」

「上々だな。ごくろうだった。下がってよい」


 大司教がそう云うと、イドラは来た扉から姿を消した。



 大司教の部屋を後にしたホリーは、不機嫌きわまりない表情で長い通路を歩いていた。

 すれ違う下級ローブ職の者たちは、立ち止まって彼女に頭を下げて道を譲っている。だが彼女の頭の中は怒りで満たされており、彼らを完全に無視して歩いていた。


 失敗した。

 功を焦りすぎた。

 あの砦の連隊長めが、密告のような真似をするなんて、軍人の風上にも置けないヤツだ。

 帝国に無期限で出向ですって?あの野獣みたいな男たちの面倒をずっと見ろと?

 どうせ私を呼びつけたのは黒色騎兵隊(シュワルツランザー)のノーマンに決まっている。

 一度寝たくらいで私を自分のものだと勘違いしている脳筋男だ。

 こうなれば、あの男を利用して、大司教を見返してやらねば気が済まない。


 それに、ラウエデスですって?

 あの変人の狂人めが、一体何の役に立つというの?

 大司教も目が狂ったものだわ。

 あんなやつが枢機卿になった日にはこの国は終わる。

 それにあの小娘。

 出来損ないの、役立たずにどんな価値があるというの?


「ああ、忌々しい」


 あの狂人の研究施設(リユニオン)など、つぶれてしまえばよいのに。

 ホリーはタン!と足を大きく踏み鳴らした。

 その音に驚いて、通路にいた下級ローブ職の者たちは思わず振り向いた。


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