侵入-1
オグズは草原にあおむけになって寝そべっていた。
青空を1万人を乗せた巨大な宇宙船が飛んでいる。大気圏を突き抜けるところだ。
隣で寝そべっていたショッカは起き上がると、飛び上がって宇宙船の外壁にへばりついた。外壁をこぶしでたたき割り、中に入っていった。
宇宙船の中は、ホテルのようだった。落ち着いた雰囲気だ。ドレスを着た人やタキシードを着た人、スーツ姿の人、ジーパンにTシャツ、いろんな格好をした人がいた。
ショッカは宇宙船の中を歩いている人を眺めた。きれいな女性を見つけると、押さえつけ服を引きはがし、全裸にして犯した。手足をバタバタさせて抵抗している女性を気にせず、ショッカは腰を振って気持ちよくなっていった。
「バカ。そんなことをしてはいけないよ」
いつの間にかショッカの背後にいたオグズに、ショッカは引き剥がされた。女性は泣きながら服をまとい走り去っていった。
「邪魔すんじゃねえよ」
ショッカは怒鳴った。
オグズは拳でショッカの腹を貫いた。ショッカの腹から血があふれた。ショッカは死んだ。
「宇宙船に穴が開いた!穴をふさげ!乗員を非難させろ!」
オグズは叫び、ショッカが開けた穴から外に出て飛翔すると、墜落しないように空中で宇宙船を支えた。