表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天使のうた  作者: 在流ガリア
1/11

はじまり

大地が割れ、数多の叫びと歓喜の声の中にあなたを見出した。あなたに会えてうれしく思う。それを地上の楽園と呼ぶのなら、私はいさぎよく永遠の闇の中に身を隠すとしよう。


では、あなたはこの星と銀河をあきらめるのですね。


私の問いに、あなたはいつまでも沈黙を守った。

あなたの胸を貫いた剣の感触と、滴り落ちるあなたの赤い体液が、色鮮やかに私の目に焼き付いている。

あれはもう幾年も前のことか。あれからたくさんの星が流れ、生まれ死んでいった。


神々は宇宙をあきらめ、いずこかへ消えた。

もうこの星を守る者はいない。滅びの時は近づいている。人間どもよ。絶望に打ちひしがれ、泣き叫ぶがいい。見たこともない地獄が、お前たちを待っているだろう。地獄の快楽を味わうがいい。天国の嘘と悲しみに別れを告げて。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ