み~つけた~
読んでくれる人、み~つけた~(笑)
こう言うの苦手ですけど、少しでも涼んでいってくださいね?
「今日はなにして遊ぶ?」
近所の仲良し5人組。
いつも一緒に遊んでる。
一昨日は近所の空き地。
昨日は小学校近くの公園。
そして、今日の舞台はここ、村のお祭り会場にもなる神社。
「ん~‥‥あっ!かくれんぼは?」
「いいね!ここなら隠れるところいっぱいありそう!」
「じゃあけってーい。」
今日はみんなでかくれんぼ。
ルールは神社の敷地から出ないこと。
最初はグーのじゃんけんで。
決まった最初の鬼さんは。
ショートヘアの女の子。
社のそばの大木で。
100まで数えて「もーいーかい?」
━━ま~だだよ━━
「もーいーかい?」
━━も~い~よ━━
見つけてやるぞと腕まくり。
1人目見っけ──鳥居のそばのおきつね様のその影で。
2人目見っけ──神社の社の物陰で。
3人目見っけ──賽銭箱の後側。
4人目見っけ──数を数えた大木の裏側で。
けれども、最後の一人が見つからない。
1時間
2時間
見つからない。
仕方がないと5人で協力。
最後の一人はどこだろう?
もうすぐ日暮れ。
真っ赤な夕日が沈む頃。
1人、また1人と帰っていく。
もう辺りは暗くなり、最後の一人を見つけられない女の子。
その目に涙を浮かべてる。
一緒に探してくれた浴衣の少年。
あとは任せて、きみも帰りなと言ってくれ。
「ごめんね」「ごめんね」と言いながら。
鬼役の少女も帰路に着く。
最後に残った少年は。
雪駄をカラカラ鳴らしつつ。
神社の裏山に入っていく。
愉しそうにクスクスと。
笑う声が神社に響く。
山の奥には小さな社。
その傍らに朽ちかけのおきつね様。
今日の遊びはかくれんぼ。
最後の1人。
ミ~ツケタ~。
あんまりやったことの無いスタイルの書きかたに挑戦しました。
読み返してみても、あんまり怖くないかも?
少しでも、ぞわぞわってして貰えると、嬉しいです。
え?むしろ改行多くて読みにくい?
ごめんなさい、韻を踏むように読んでほしいなと思ったら、これしか思い付きませんでしたm(_ _)m




