表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月の音色  作者: 誰か
95/95

テーマ『まあるい背中』

 ホームへの階段を、若い女性に手を引かれたお婆さんが、ゆっくりゆっくりと降りてくるのを、通過列車を待つ車内の横長の椅子から眺めていた。


 そろそろかと立ち上がり、扉へ向かうフリをする。


 軽く混んだ車内に、席から扉までを繋ぐ道ができたところで脇に避けると、そのタイミングで女性の声がした。


「お婆ちゃん、あそこが空いているから座らせてもらお」


 親切な人達の作った一本道を二人が通る。

 

 してやったりとほくそ笑むのを、向かいの席から大学生とおぼしき青年が驚いてみており、あっ。


 …いたたまれない。


 その時、松葉杖の男性が乗車、青年が私を見た。


 そして、意を決して席を譲るために声をかける。


 けれど男性がそれを固辞し、つい見かねて、傍に行き一度だけコクンとうなづく。


 男性は笑顔で青年に感謝を伝えた。


 青年は立派だ。


 彼の視線を感じ、声にする勇気がなかっただけの自分に言い聞かせる。


 背筋を伸ばせ、今だけは、まあるい背中は見せられない、と。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ