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月の音色  作者: 誰か
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テーマ『はじめての』

『はじめての』


 とんでもない危険物がやってくる!


 それは、小さな男の子の姿をしていた。


 その手に大切そうに捧げられ、運ばれているものこそ・・・


 特売の玉子、ワンパック200円!


 お、落とさないで!


 レジから、固唾を飲んで見守る。


 慎重に、慎重に、一歩、一歩。


 けれど、あぁ、よたよたと危なかしいよう。


 いっそ、レジから出て、迎えに行くべきだろうか。


 でも、しかし・・・


 その面差しは、真剣そのもの。


 まぁ、思いに反して、プルプルする姿は、いたく愛らしいのだけれど。


 頑張って、あと少し、ほらもうちょい。


 よしっ、レジについた!


 うーんと、懸命に両手をあげ、玉子をかかげる。


 それをレジから身を乗り出し、受け取った。


 ついに、やり遂げたね!


「すごく偉かったね、よく頑張りました。」


 ああ、笑顔がまばゆい。


 男の子は、とても嬉しそうに、声まで弾ませて。


「あのね、ぼくね、おひとりさまなの!」












『はじめての訪問』


「どう、私の部屋の感想は?」


 ベッドと机、窓にはレースと萌黄色のカーテン。大きなくまのぬいぐるみが、唯一の椅子を占拠して鎮座ましましている。


「そうだね、うん、勉強してないってことはわかった」










『はじめての一人ぐらし』


 人が一人で生きていくには、自分だけの物差しが必要になるのだろう、と思う。


 よるべなき身で、手を伸ばしても届かない時に、竹のやつが。


 うー、かゆい、背中が、背中がぁ。

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
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