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月の音色  作者: 誰か
8/89

テーマ『満ちる』

 第1話

 ふと見上げたら、月がきれいだった。

「もうっ!先生、こっちを向いて、原稿は進んでますか?」

 眼鏡の可愛い編集さんとの打ち合わせは、本来、僕の楽しみの一つ。

 つい軽口も叩きたくなるっていうもので。

「僕のアイディアは、丸く満ちるあの月の様だよ。」

 彼女は、にっこり、のたまう。

「つまり、少しも書けてないんですね。」



 第2話

 彼女は目ざとい。

 すぐにそれを見つけた。

「あっ、このお団子は、お月様に供えているのですか?」

「いや、君の襲来に。」



 第3話

「先生、私も、お月見の料理を作って来たんですよ。」

「どれどれ。」

「どう…、ですか?」

「あー、この料理が日の目を見ることは、もうないだろうね。」

 不満に満ちる編集さんが、可愛いけれど。

 僕は、これでもほめているからね?



 最終話

 彼女を送りつつ、恐る恐る口にする。

「月がきれいですね。」

 慌てる編集さん。

「えっ、ちょっ、わざわざ言われなくても、私は、月のない夜に、襲撃なんてしませんからねっ!」

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
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