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月の音色  作者: 誰か
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テーマ『素敵なすき間』

『素敵なすき間』


「社長、この格好で歌うのは、恥ずかしすぎます」


「大丈夫だ、よく似合ってるぞ」


「うう、穴があったら入りたいです」


「いいぞ、来週の土曜もステージが空いてるから、スケジュールを埋めといてやろうな」










『うちの猫』


「お前、絶対に二人の間に割り込んでくるよな」










『当家のお嬢様は、よわよわで、すきだらけであらせられます』


 当家のお嬢様は、よわよわで、すきだらけであらせられます。


「みて、可愛い赤ちゃん」


「お嬢様、危のうございます」


「きゃぁ〜」


 赤子の手で軽くひねられておられます。






 

 弱っている動物の頭上には鳥が集まるそうですが。


「みて、可愛い雀」


「お嬢様、逃げてっ」


「きゃぁ〜」


 雀に涙目にされておられます。








 悪事千里を走ると申しますが、お嬢様には無縁でございます。


「自分で靴を履いてみるわ」


「あ、いけません」


「きゃぁ〜」


 千里の道の一歩目すら。








 目は口ほどに物を言うと申しますが、お嬢様からは片時も目をはなせません。


「きゃぁ〜」


 知らぬに仏になりかかってしまわれます。


 悟りすら湛えた眼差し、すでに仏の顔も寸止めの域でございます。



 





 私の自慢のお嬢様は、常に衆目を集めてしまわれます。

 

「おい、あの子、暖簾のれんに跳ね返されて倒れたぞ」


「あ、今度は、猫に手を貸してもらってる」


 奇蹟の存在です。


 当家のお嬢様は、よわよわで、好きだらけであらせられます。

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
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