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月の音色  作者: 誰か
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テーマ『落としもの』

「あっ、待ってください」


「えー、2枚、落としましたよ」


 タイトル『将棋』





『落とし物』


「どこからか音していて、びっくりしましたよ、携帯の」


「すみません、そこは、どこですか?」


「ホテルのロビーです、フロントにあずけておきますね」


「ありがとうございます、直ぐに取りに行きます」







『僕の大好きなカスタネット』


「え、えっと・・・」


 じーっ、と見つめられ、無言の圧力を感じる。


「おとしちゃったけれど、壊れてないから。」


 胡乱気な視線に耐えかね、とっさの釈明を試みた。


「楽器だけに!」


 はうっ、効果がない。


「ほらほら、鳴るよー」


 うんたん、うんたん、してみせる。


「壊れて出ないのは、”どの音”だった?」


 なんちゃって、てへへ。


 とか、悪戯っぽい笑顔で乗り切れるか・・・


「そんなんじゃ、ごまかされないからね!」


 ダメでした。


「音階が全部出せてる事の方が、おかしいから!」


 パキャラマド、パキャラマド、パオパオパ






『タクシー』


「お客さん、どちらまで」


「近くの交番まで」


「何か事件ですか?」


「道でタクシーを拾ったので、届けようと思って」


「駅なら、駅って言ってください」




「お客さん、どちらまで」


「僕の勤め先まで」


「それは、どこですか?」


「就活、もうつかれちゃって」


「できる事なら、送ってあげたいですけどね」


「とりあえず、今晩の宿代が無いので、どこか泊まれるところまで」


「それ、タクシー代も無いですよね」


「前の車につけてください」


「お客さん、大丈夫、なんか才能はあると思いますよ」






『金の斧、銀の斧』


「あなたが誤って落としたのは、私の作業中のパソコンの電源ですか、それと、命ですか。」


「それともの”も”がありませんよ!」


「正直におっしゃい、むしろご褒美でしょう?」


「いやあああ、たすけてー!!」

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
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