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月の音色  作者: 誰か
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テーマ『心くすぐる香り』

 どこかでカレーを作っている。


 そわそわしながら帰ってみれば、それが我が家だった時の気分って、わかってもらえるかな?


「おかえり」


 台所の母も心なしかご機嫌で。


「ありがとね」


 なんて、母からの感謝の言葉が続く。


「炊飯ジャーの事よ、あんたにしては気がきくじゃない」


 確かに、買い物に出る前にお釜をセットして炊飯スイッチを入れた。


「あっ、あぁ」


 焦って返事につまると、その隙に、母にたずねられる。


「何か買ってきたの?」


 私は、手にした買い物袋を母に差し出す。


「あ、うん、これ良かったら使って」


 バターに蜂蜜、チョコレートソースが入っている。


「美味しくなると思うよ」


 隠れてこっそり、そう思って用意したものだけれど、もはやこれまで。


 あらためて、甘い香りの湯気を立てる”それ”を見やると、そそくさと。


「ジャー」


 逃げた。


 言えない、ホットケーキの気分だったなんて。


 後が怖いけれど、立ち上るジャーの湯気の香りに、ついほくそ笑んじゃう。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『ミステリーファン』


「死臭?」


「シチュー!」





『ミステリーファン2』


「におうな」


「美味い焼き肉屋があるって聞いたもんでね」


「タレこみ情報か?」





『ミステリーファン3』


「キナ臭いな」


「ああ、実に香ばしい」

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
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