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月の音色  作者: 誰か
43/92

『タイムラジオ』(テーマ『きこえる』)

 天才を子供に持つ親の気持ちがわかりますか?


「タイムラジオ、ですか?」


 若い研究助手が、私の手元をのぞき込み、たずねてくる。


「はい、娘の発明で、過去の放送電波を受信します」


「なんか凄いんですね」


「古いラジオは、つまみを回すと周波数表の上を線が移動していくでしょう?」


「はい」


「それが年表を想起させ、時間を遡るアイディアになった様です」


「あーなんとなくわかります」


「フフ、ただね、1メモリが億年単位なのです」


「なんだ、聞こえたら、まさに恐竜の時代まで、人類の歴史を塗り替えてしまう発明という訳ですね」


 この時、のどかな彼に真実を明かすべきか逡巡した、後。


「聞いてみますか?」


「聞けるんですか?」


「娘が聞こえると言い張るので試したのです」


 イヤホンを外し、ボリュームを上げ、三角の再生マークを押す。


 ”が…がが…”


 やがてスピーカーから漏れてきたのは、幼い子供のかわいい声。


 ”がおー”


「うちの子、天才です」

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
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