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月の音色  作者: 誰か
34/92

テーマ『無人駅にて』

二本立てです。

『無人駅にて』


「あ、通過した」


「したね」


「うちらの電車、ちっとも来ないよ」


「ほんとに、来ないな」


「まさか、事故とかで止まってない?」


「そんな、止まったりしないよ、今、通過したのも普通だったし」









『無人駅にて』


 ところどころ、かすれた線路。


 赤いチョークで描かれている。


 私が座っているこのベンチは、さしずめホームになるのかな。


 このまま、線路を追いかけてみる。


 滑り台を越えて、ジャングルジムをのぼり、ブランコに寄って、鉄橋さながらに、砂場に架かった雲梯を渡って、またベンチに戻ってきた。


 小さな公園をめぐる、なかなか素敵な路線だったけれど、ひとつだけ駅になっていない遊具があるのに気づく。


 シーソーだけが、駅には、なっていなかった。


 その理由を考えて、少し、寂しい気持ちになって、斜めにかしぐシーソーを眺めていると、不意に声をかけられた。


「お姉ちゃん、何してるの?」


 赤いチョークを握るその子に笑顔を向ける。


「あのね、電車を待っているの。」

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
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