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月の音色  作者: 誰か
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テーマ『時計のつぶやき』

オムニバス

 タイトル『おーい、まだかい』


 腕時計を見つめながら、たずねる旦那さんに。

「もう女性は、支度に時間がかかるの、乙女のたくらみよ。」

 腕時計は呟く。

「たしなみではないのですね。」



 タイトル『いそげ』


「ちょっ、時間かかりすぎ、何やってるの!」

 時計は思う。

 カップ麺に叫ぶ彼女にこそ、何をやっているのかと問いただしたい。



 タイトル『賢者の贈り物』


「大切な懐中時計を、質草にしてよいのですか?」

「はい、妻に櫛をプレゼントしたいのです。」

 ああ、なんということだろう。

 二人の間の懐中時計の声にならない呟きは、けれど届かない。

「とめてください、はやまらないで。」



 タイトル『校門の前で』


「お前がいるってことは、やばいぞ、急げ。」

「おい、人を、時計代わりにするなあ。」

 その頃、慌ただしく過ぎる朝の騒乱から、静けさを取り戻した部屋で、目覚まし時計は告解する。

「ごめんね、もっと君のそばにいたかったから。」

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『HAKO NIWA シークレット!』
 みんな、宝箱には目がないよね?、実はノドも無いから喋れないし、手も出ない、それどころか動けないんだよ、箱だから。異世界に転生したら、私、宝箱になってた。現在、ダンジョンに閉じ込められているので脱出しようと思うのだけれど、一ミリたりとも動けない。でも、動けないなりに頑張って、なんとかレベルを上げる方法を見つけたりして。ただまあ進化先の候補が、寄木細工に、びっくり箱、魔法瓶・・・って、動けないよ!。あれっ、もしかして幸運値が低いとかない?。とりあえず、スキル【ガチャ】は、お願い息をして。これは、箱になってしまった娘の冒険譚。まあ、最初の小部屋から微動だにしていないのだけれど。どうにか工夫して生き残るよ!。追伸、どうも脱出の鍵はロボットが握っているらしいです。

 人外転生(みかん箱) + ガチャ + ダンジョンに置き去り + ざまぁ(軽微) + レベルアップ→進化 + 変形ロボット(ファンタジーです)

 短編ですので労力はそこまでかからないと思います。


『このヒロイン、実は・・・』
 SF?、ミステリー?、コメディ?、そんな感じの短編です。


『ほんのり、ほのぼのしてもらえたら嬉しいです』(ファンタジー、SF、ミステリー、日常系、色々あります、一話完結ショートショートコメディ集です)


『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
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