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正義のHEEL  作者: include
人々は、動き出す
30/31

第11話

昨日買い物に行ってたときは覚えてたんですよ...

第11話


警報が鳴る。

少し前までは、誰もが知識としか知らなかった警報だ。

そして今では、それが何をもたらすのか誰もが知る警報である。


その場にいた全員が、なすべき事の為にその場を駆け出す。


数ヶ月前の演習を経て、戦術を磨きあげ、特脅班との綿密な連携、これらをもってジェノサイダーへの対抗手段を身につけた私達は、実戦を前にして僅かな緊張と確かな自信を纏っていた。


あれだけ険悪だった私と彼らの関係も演習の成功とともに改善が果たされた。

今の私たちに憂いはない。

ただ磨き上げた成果を出すだけである。


急いで指揮車両に飛び乗ると、既に現場指揮官達が準備を終え乗り込んでいた。


「遅いですよ、岡元准尉!」

「すみません‼︎」


挨拶の後に直ちに情報の共有を行う。


敵は、残り数分で該当地域に出現。

既に空自と特科はスクランブルで出動済み。

出現と命令があり次第攻撃可能な状態となりつつあった。


我々機甲師団はその全力を持って現場へ急行、機動防御による敵の疲弊を狙い、撤退させる。


これが、|今の戦力〈・・・・〉で出来る最も適切な物だろう。


既に車両は走り出し現場付近へと向かっている。

装甲板の向こうからは、数多の無限軌道による地響きが聞こえてくる。


(アスファルトは酷い事になってそうだな...)

ふと、そんな事を思ってしまう。

無自覚の内に、緊張しているのだろう。

ふと周りを見渡すと、そこにある顔は皆一様に何かを思いここでは無い何処かを見つめていた。

しかしながら、そこに惚けている者は一人もおらず、その目線には芯を感じるであった。


その時...無線から告げられた。



『敵の出現を確認‼︎

 これより迎撃作戦1号を発動する‼︎』



瞬く様に長い夜が始まる。


風呂入ってて思い出しました...<(_ _)>

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