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正義のHEEL  作者: include
人々は、動き出す
20/31

第1話

お待たせしています(?)


私生活の環境の変化のせいか、はたまた自堕落なせいなのか、第三章の進捗が思った以上に牛歩となってしまっているので、とりあえず頭の方だけでも先行公開しておこうと考えました。

まだまだ、終わる見込みはありませんが手隙の時にでもご覧ください。

第1話


幾世一等准尉の指示の元、北の大地に足を下ろした私こと岡元騎亜准尉は、出迎えにきた将兵の車に乗り込んだ。


車は、20分足らずで目的の駐屯地にたどり着いた。


司令部の前で車は止まり、入り口に立っている士官に案内された部屋で、目的の人物を待つ。


席に着いて暫くしないうちに部屋の戸が開く、すかさず立ち上がり敬礼しようとすると制されてしまい、仕方なく再び席に着く。


彼こそが、目的の人物こと師団長である、平野弘陸将である。


驚くべき事に、彼の背後からは更に、副師団長、幕僚長の二人も続いて室内に来た。


私は、ただでさえ雲の上に位置するような上官と密室で相対しなくてはいけない事に緊張していたと言うのに、まさかの錚々たる顔ぶれに指先が冷たくなっていくのを感じる。


そんな私の緊張を知ってか知らずか、平野陸将らは、私の前に腰掛けると私が社交辞令を介す間もなく口を開き始めた。


「社交辞令はいらん、それよりも私が聞きたいのはただひとつだ。

貴様ら特脅班が持つと言う決戦兵器、その所存、並びに今後の奴らへの具体的な対抗策だ。

その事を話にわざわざこんな北の大地に足を運んだのだろう。」


幕僚長が続いて口を開く


「先の戦闘では、我が方による全力の火力投射を全身に浴びたにも関わらず、やつはこちらを壊滅してみせた。

それなのに貴方がた特脅班は、具体的な行動も指示も行わずただ見ているだけであった。

はっきり言って先の件以降、計画を知る我々上級幹部や一部の背広組はこの計画に少なくない疑念を持っている。勿論この私もだ。」


あからさまな嫌悪の態度に身動ぎしたくなるのを抑え、口を開く。


「申し訳ありません。

こちらとしましても、先の戦闘での戦闘指南、並びに意見提示は行おうとしました。

しかし、なにぶん設立してまだ日が浅い組織の為未だ研究組織としての面が強く、そう言った前線指揮を行う為の準備が整っていませんでした。」


一呼吸をおく、


「また、決戦兵器についてもガワは完成したのですが内面...即ち、起動する為のソフト各種の調整に未だ手間取っていまして...起動試験には今少しの猶予を頂きたく...」


ドンッ


突如として室内に響いたその音は、私の前にある机より鳴り響いた。


勿論、机が一人でに音をあげたのではなく、鳴らした張本人がいるのだが...


私は、背中に広がる冷たい感触と嫌に静かに感じる室内を感じ取りながら奥歯を噛みしめその張本人に顔を向ける。



泣きたい...帰りたい...



その張本人こと平野陸将は顔を俯けたまま机に拳を打ち付けていた...

実際の階級とか書くの苦手です。

それなりに調べてみたりはしているのですが、はてさてこれで良いものなのか...

書いてみてわかる、様々な小説家さん達の凄さです。

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