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夢の世界で侍女として生活する私  作者: Section chief
6章
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5.アズモディア国からの宣戦布告

「ナナだよね?クリスはどうしたの?」



正体がバレているのなら話は早い。



「そうです、彼女(私)は影武者(ナナ・サリシュ)です。本物の姫様と王様に会う事はできません。代わりにお話をお聞きします」

「ムルチコーレ王もクリスもどうして会えないんだい?」

「…今朝、アズモディア国がエランジェルイト国に宣戦布告をしてきました。エランジェルイト国全貴族家と魔道具を用いての会議中です」



リリス姫の顔が青ざめていた。



「どうしてこんな事に…」

「アズモディア国の貴族の娘数名と姫様を拉致した、と言いがかりをつけてきたのです」

「僕達を助けたばかりに、この国に迷惑が…」

「その事は関係ないと思います。この国以外にも宣戦布告をしていると思いますから。それよりも何があったのか聞かせていただけませんか?」

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