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夢の世界で侍女として生活する私  作者: Section chief
1章
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7.騎士団の処遇

「ところで、一緒にいる娘は誰だ?どことなくクリスに似ているような…」



まずい…誤魔化さないと



「私の友人です」

「修行をサボって街に繰り出してた時のか?」

「…はい、そうです」

「それで名はなんと申す?」



ここで本物の姫様が答えた。



「ルーシェと申します」

「光の神にあやかって付けられた名だな」

「そうです」

「お父様、私とお姉様はこの方に助けて頂きました」

「何か褒美を出さないとなならぬな…」

「褒美はいらないです。その代わりこの件に関わった者達の身柄を、クリス様に預けてはもらえないでしょうか?」

「どうしてだ?」

「あの(かた)が法により裁かれれば、わた…クリス様達が悲しみます」

「それはできぬ。法に基づき裁かなければならない」



法で裁かれたら騎士団全員、死罪確定である。



「それならば、今ここでおと…王様を拘束し、わた…クリス様を王女にします。クリス様それでよろしいですね?」



姫様の言葉は今の気持ちを素直に言っている。仕方ないな…言う事に従う事にした。




「ええ、仕方ありませんわ…。お父様お覚悟を」



彼女()ルーシェ(姫様)は、戦闘態勢に入った。この場には、彼女()、姫様、センティーレ様と王様の4人しかいない。

兵士は皆、騎士団を牢へと運んでいて今は誰一人としていない。護衛の男(シード)も兵士の手伝いをして今はいない。やるなら今しかない。

センティーレ様は彼女()達の言動に驚き、困惑していた。

王様は「この娘は、一度言い出したら聞かないからな」と呟いき、ため息をついた。



「仕方ない。これより騎士団をクリスの指揮下に置く。これからは、お前にも色々と責任がついてまわる。わかったか?」

「承知しました」



彼女()がそう言うと、ルーシェ(姫様)は笑顔になった。センティーレ様は安心したのか、声を出して泣いた。

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