表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢の世界で侍女として生活する私  作者: Section chief
1章
5/96

4.色々と覚悟をした時

目がさめると、彼女()は手足を縛られ口に布を咥えさせられていた。どうやら捕まったみたいだ。

あたりを見渡したが、木箱のようなものしか見当たらない。ここはどこかの倉庫のような場所みたいだ。

センティーレ様も一緒に捕まっていた。彼女は意識がないようだ。

どうにか脱出しないとな…そう思っていると、男が二人来た。



「この作戦は成功するのか?」

「ああ大丈夫だ。その為に厨房に忍び込んで、一滴で魔物1万匹が眠ると言われる睡眠薬を、水に入れてきたんだからな。まぁ水で薄めせいか、時間差で効果が現れたのは、予想外だったがな」

「それもそうだな」

「さて俺達は暇だし、そろそろ楽しみますか」

「やるのは姫様の方だけだぞ!こっちのに手出ししたら…」

「分かってる」



そう言うと男達は服を脱ぎ始めた。

彼女()は色々と覚悟した。

男達が彼女()に襲いかかろうとした時、男達の顔の辺りに水が現れ、彼らの顔は水で覆われた。

二人の男はその場に倒れた。死んではいない。意識を失っているようだ。



「何とか間に合ったわ」



姫様の声が聞こえた。どうやら助かったようだ。

姫様は彼女()達の拘束を解いた。



「姫様助かりました」

「何のこと?姫様はあんたでしょ?」

「では何とお呼びすれば良いのでしょうか?」



姫様は少し考えて言った。



「貴女が私の格好をしている時は、そうね…『ルーシェ』と呼んで」

「ではルーシェ様、先にお姉様を連れてここから脱出しで下さい」

「分かったわ」



姫様とセンティーレ様が見えなくなったのを確認してから、この男達の手脚の骨を折った。

その後、彼女()は姫様達を追いかけた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ