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9移動と別れ

 都市ライスまでの森での移動は、ゴブリンアサシンとの戦いの連続になった。



 こちらはマップと気配感知でアサシンより先に見つけられたので奇襲は無かったが、回避しようとしてもイリーナが足音を立てて発見されて襲われる、


 アサシンやり過ごすため音を立てずに隠れると範囲内に必ずアサシンがいて動けなくなった。



 アサシンは、どこぞの忍者みたく3匹が1組で常にいたが、僕の弓矢の連射で声を出させずに殺しながら移動した、


 何度か連射をしくじり声を上げられた、その時は近づいて来るアサシンが集まりきるまで隠れ、集まった所を全員で一気に殲滅した。


 アサシンは存在さえ分かっていれば攻撃力は大した事はなく集まる数も12匹が最高なので先制しての奇襲で倒せれた。


 夜は木の上で光の光学迷彩と影の影纏で姿を隠し、洗浄と乾燥の魔法で体と装備を綺麗にして薬で匂いを隠し、風の膜を作り音を小さくしてタロとジロに見張りを頼み眠った、


 その方法で休めれると分かったのは、1日目の夜に、返り討ちにして、2日目以降、シャドーウルフのタロとジロ以外見当たらないと確認しに来た後は近寄っては来なかったからだ、


 人がいるのが分かれば確実に襲ってくるので、姿を隠しきれない昼間と、足音を消しきれないイリーナの移動では使えない方法だ。


 3日後には3連射にも慣れて、それ以降は呻き声も出させないサーチ&デストロイで移動した。




 数日後にライス近くの森の切れ目に出た。


 ここからは平原でライスの外壁から見え壁までの距離も1キロくらいだ、ただし入口の正門に行くにはぐるっと回る必要があるが。


「ここまで来れば流石にゴブリンは居ないみたいだな、行くぞ」


「ライスまではあと少しです、ここからは平原で見晴らしがいいですからこちらを外壁の塔からも見えますよ、オーイ」と手を振る。


「オッ、見えてるみたいだ、外壁の上の兵士が手を振り返してる」


「ゴブリンが居ないのは軍により討伐されたか、討伐されるのが分かっていて近付かないんだと思います、アースさんはどちらだと思います?」


「うーん、あいつらの今までの行動を見ると後者だろうね、


 昨日、分かったんだけど、上位種のリーダーらしい奴も200m以上離れた場所にいてそこから支持しているみたい、因みに近付いて行くと離れて行き、追うと周りのゴブリンを集めて待ち伏せされた、


 あと、今から僕を呼ぶ時はアース君ね、間違えたらすぐに居なくなるから」


「分かったわ、じゃあ昨日の襲撃はその、せいなの?、アースくん」


「おっ、良く気が付いた、それによく言葉遣いも直したな偉いぞ、さてと僕も言葉づかいと呼び名をナタリーさんに変えるか、ごめんなさい、追いかけたら仲間を待ち伏せさせて襲わせて自分だけ逃げるとは思わなかったんだ」


「襲われた件は納得したわ、名前だけどイリーナでお願い、どうせいつも間違えて本名言っちゃうから、


話しは変わるけど、アースくんは今何歳?私は18歳よ」


「15歳だよ、今年、ギルドに登録できる歳になりましたー」


「3歳の差、イケるわね、私と付き「付き会いません、バラして僕とのやり取りを忘れる可能生があるのに付き合う訳ないでしょ」


「なら契約を変更してもらえる様にすればいいの?」


「ごめんなさい、森で足手まといの人と一緒だと、命がいくつあっても足りません、


その辺が何とかなったら考えるね」


「私、頑張るわ、んっ、アースくん、真剣な顔してどうしたの?」


 チリチリの感覚だ、奴らはまだ気配感知の範囲外にいる、ゾワゾワが来た、マズイ近くに上位種も居るな、


まさか、森ではかなわないからってこんな都市近くの場所で待ち伏せされたのか。


(アース、風の強化以外は現状できるフルにした、レベルアップの身体の感覚のズレは何とか戦いながら修正しろ)


(了解)


「イリーナ走れ、ライスの外壁まで声を出しながら全力で走れ、ゴブリンの待ち伏せだ、このままだと前を塞がれ囲まれる」


「分かったわ、アースくんも早く」


「イリーナ、僕はここで援護する、早く行け」


「えっ、何で?」


「その方法が2人が生き残る確率が高い、イリーナが逃げ切るまで僕は全力で援護する、


心配するな!、僕は生き残り会いに行く、だから、契約は絶対に護れよ」


「待って、私も「残られても足手纏いだ、行けー」わかったわ、討伐隊を連れて必ず戻るから、それまで、それまでは、・・・・」


 イリーナは涙を拭き走り出した。


(さてとアース、イリーナを無視すれば簡単に逃げられるがそうはしないんだろ)


(そうだね、契約もしたし、できる限りやるって言っちゃったからね、気配感知内に入った、あいつらイリーナを狙ってる)


「イリーナ前に回り込まれた敵だけをやれー、周りは僕が退ける」


 イリーナは剣を抜き、前に立ちはだかる獣脚ゴブリンを斬り殺しながら走った。


 僕は後ろと横から飛んでくる槍を躱わしながら、イリーナに向かう奴と槍を上に構えた奴を優先して弓矢で射殺していく。


 何本かの槍が当たった、いずれも刺さら無いよいに受け致命傷にはならないが当たった所が痛い、


 ゴブリンがかなり近づいて来た、もう弓の援護が限界だと感じ始めた時、


 ライスの外壁の方から鐘が鳴り小さい門が開いて兵が出て来た。


 それと同時に、イリーナを追いかけていたゴブリンが外壁上からの矢で射抜かれ倒れていく。


(外壁からの援護範囲に入った、イリーナは無事に包囲網から抜けたな、ゴブリンどもが外壁の上からの矢に射られ逃げ帰ってくる、


 イリーナは投擲槍の射程からも逃げ切った様だな、アース、ライスの方向は完全に塞がれた、潮時だ、森に逃げるぞ)


(森って、囲まれてるんだけど、父、森のどこに逃げろと)


(そんなのは森へ行く途中の何処かに隠れている上位種に向かって行け、


近付いて来るのに慌て統率が乱れれば逃げれる可能性が増える、


上手い事討ち取れれば後は烏合の衆だ)


(無茶振り言いますね)




面白いと思いましたらブックマークと評価をお願いします。


結構なモチベーションになるのでよろしくお願い致します。


今作品の主人公は剣の腕は確かですが、力が無いため斬れ味が悪い剣だと斬りつけたさいに手が離れてしまう為、剣を余り使いません。


後に登場予定の剣ですが、斬るより突きに優れていて斬れ味はまあまあなのでやはり弓同様に1匹ずつになります。


腕力の無い主人公は、三本の矢を同時に放つ様な弓は強化しても使えません、だだ一本にブーストは魔法で出来るので距離は離れていても大丈夫という設定です。


また後書きに設定を補足していきますので疑問がありましたら教えてください。

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