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35悪意の知識の訂正と嫌味な現状報告

投稿日を間違えていました。

申し訳ありません。


45話で1部完結予定です、続きは考えてはいます、読んでいる方の目安のブックマークが多い様なら書いていきたいと思います。

 夕方、列が途切れたので串焼きの販売を止め、片付けをしていると、話しをした聖騎士が現れた。


「すまなかった、僕の勉強不足だった、アース殿、あなたの言葉に嘘は無かった、聖騎士や他の役職の立場や権利に関する本は武器庫の奥に隠されていた、


 大神官長様と話しをした後、他の聖騎士にも聞いたのだが、他のみんな聖騎士は象徴的な物と神殿騎士長に教えられていた、


 聖騎士は戦闘力の高くなければ神官に戻される、つまり年配者がいない、だから信頼していた神殿騎士超の言葉に騙されていた、


 これからは以前来られた大神官様の教えに従い民を守る為に精進し犯罪者には厳しく民には優しくして行こうと思う」


「そうでしたか、処で伝言に関して何か僕に返答は有りましたか?」


「返答はこうだ、アース殿に済まないと、今回の聖騎士の問題も解決しそうだ、この波紋は小さくない筈だ負担をかけるが見捨てないで欲しい、以上だ・・・」


「そんな目で見ても話せませんよ、でも民のために聖騎士の民を守るということで常連さんを守って欲しいんです、


 彼等が最後の希望、僕には助ける事は出来ませんが、聖騎士権限で都市区に行き、守る事も取り締まる事も出来たはずです、


 都市区の犯行の取り調べは兵士の管轄になりますが、


 聖騎士の権限を偽られていたのと同様の現象が他にも有るかも知れません、他の役職の方にも話してもらえませんか隠されていた本を見せてながらで、もしかしたらそれで殆ど解決するかも知れません」


「分かりました、手の空いた者達で手分けして回ってみます、ここに並ばれている人たちを家に送りその帰りに話して見ます」


「いいえ、先に回って下さい、常連さんとその知り合いはあなた方が戻るまで、食事をしてここで待っていてもらいます」


「分かりました、急いで仲間に伝え、回ったものから戻り様にします」


「お願いします、イリーナ、串焼きの販売はよろしく、常連さんは肉の販売前に僕の方に来る様に伝えて、渡したい物があるから」


「はーい、わかったー、あっ、いつもありがとうね、なんか渡したい物があるんだってまたあれかも」


「わーい、また食べれるの?、あの肉販売のとこにいるお兄さんのところ?、うん、わかったー、おじさん行こー、いい物が貰えるよー、早く行こー」


 いつも来る子供が知り合いを連れてこちらに来た。


「いらっしゃい、今日は果実を切って出すから、ゆっくり食べて行って、お腹が空いているなら食べれるだけ食べて行って、でも歩ける程度でね、


 帰りは聖騎士様が巡回のついでに家まで送ってくれるそうだから、ゆっくり食べていってね」


「うん、この果実凄〜く美味しいんだよ」


「あのー、これを食べてから請求されたりは」


「しません、いつも来てくれている常連さんへの感謝のプレゼントです、


 前に多めに手に入った時にあげたりしました、その時は丸ごとでしたけど、ハハハハ、


 今日は簡単な食事も作って来ましたから、食べていってください」


「美味し〜、おじさん、スープも、この炒め物もご飯に合うよ、ん〜、美味しいー」


「あのー、これもよろしんですか?」


「量に限りは有るますが、常連さんと一緒来た方の分ぐらいは用意していますよ、肉はクズ肉しか入っていませんけど、食べたら聖騎士様が来るまで飲み物を飲んで待っていて下さい、


 あっ、いらっしゃい、また食べてね、今度は食事も出すから座ってゆっくり食べていってね」


 しばらく雑談していると聖騎士が戻って来た、来た順に肉を販売して聖騎士の護衛されて帰って行った。


 その後の予想外が、午後に常連の子供が他の子供を連れて来た、見るからに貧しそうな感じの子供を、常連の子供1人に付き3人を連れて来た。


「この子達はお友達、串焼きも一緒に食べてるの、だから常連さん?、だから、御飯を、食べても、いい?」


 僕は笑いながら、

「いいよ、勿論食べていって肉の販売は無しでいいかい?」


「うん、無しがいい」


「分かった、明日らは一緒においで、食事は無理だけど、串焼きの増量はしてあげる」


「わーい、ありがとー、お兄さん大好きー」


「僕も君達みたいな子供に、好かれて、とても、光栄だよ」


「お兄さんおかしー、笑いながら泣いてるー」


「ハハハ、なんか嬉しすぎて、涙がでた、よーし、増量分を誰かにあげるなら連れておいで」


「お母さんでもいい?」


「いいよ、連れておいで」


「うん」


 その後子供達は母親や父親と来た。


 その親と話し今は日雇いの仕事で食い繋いでるそうだったので、ハンターギルドの職員として募集した。


 教育期間は1週間、その間は家族の食事はハンターギルドに僕がお金を出す事で提供してもらった、


 1週間後に採用試験をして、不合格でも採用定員までは何度でも試験を受けてもいいと伝えた処、凄い喜びようだった。


 日時は過ぎ、今日は肉販売はあらかじめお休みを伝えていた村へ物資を届ける日になった。


「イリーナ、ゴーグルとマスク以外はフル装備で油断はするな、線に勝手に入る奴は警告無しで殺せ、知り合いでも子供でも無防備でも殺せ、


 でなければイリーナが死ぬ事になるだけでは無く、手伝いの子供も死ぬ事になる、くれぐれも気を抜くな」


「分かったわ、アースも気を付けて」


 大神官長と領主に会い、神殿騎士長の周りに信用させ嘘の情報を与え、騙していた事が各聖騎士、神殿騎士、騎士、兵士の証言でハッキリした為、村の外壁が終わった後に、村での神殿騎士長の処刑が聖騎士により行うことが決まった。


 村の外壁が完成する前に村から出る様なら、都市に鳥便で都市に教える様にと村長への伝言を頼まれた。


 馬車にはかなりの量の物資を積んでの移動なので片道が半日かかった。


 村に着いて、村長に物資を渡し、内密で伝言の話しをした。


「なるほど、買い占めの黒幕は神殿騎士長で決まりか」


「黒幕では無くてもこれだけの偽りの教育を周りにした事で、責任を取らされ死刑が決定しました、


 あれだけの混乱を起こさせ、各ギルドに堕落をもたらしたのですから当然の処分ですね」


「外壁の工事だがかなり遅れている、あと2週間以上かかるだろう、


 今回アース殿が現れ健在である事が分かった事で危険を感じて、逃げ出すかもしれないな」


「僕の獣魔を監視に置きます、帰る前に神殿騎士長に1度会ってから帰ります、現状報告を、ワザとしてから、笑顔で帰ります」


「嫌味だねー、アース殿は」


 神殿騎士長に会い、「都市で買い占め犯がどんどん捕まり壊滅も時間の問題で、戻れば解決です」とお互い笑いながら握手した。


(こいつ面の皮が厚いなー、父、鑑定出来ました?)


(出来たぞ、アース、逃げるのは簡単だ、だが、勝てない、

 彼奴と正面から戦ったら殺される、タロとジロの協力の元に夜に森で戦っても良くて五分五分だな、因みにイリーナが盾役に居たら勝てるかも知れんがイリーナは間違い無く死ぬな、あと、お前の面の皮も大概だぞ)


(顔の話しは置いといて、そこまでの強さですか)


(鎧が無ければ死角からの弓での奇襲でやれるが、神殿騎士の鎧を装備されて、接近戦をしたら絶対に勝てない、イリーナの魔法も盾でいなされるか避けられて駄目だな)


「では、私はライスに帰ります、村の建設頑張って下さい、村の外壁が出来て帰る頃には買い占め業者は壊滅してると思いますから、暮らしやすく成っていると思います、期待していて下さいね」と笑顔で手を振り村を後にした。


(あの神殿騎士長、大した奴だな、あれだけ煽られて、少しの殺気も出さなかった、会議の時の発言の矛盾や知識の隠蔽や精神的な誘導がバレなければ、疑わなかったな)


(僕は疑っていましたよ、会議に出たトップ2人以外の人達全員ですが、トップ2人が騙され足を引っ張る様なら、関与しないつもりでしたが、邪魔はしないとの事なので関与しましたが)


(トップ2人が無能では無くて良かったな、有能でも無かったが)





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