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25策士のウサギとお気楽イリーナ

体調不良で更新が遅れてしまいました。


すいませんでしたー。


これに懲りずに読んでください。

 ソードラビットの剣と鞘が完成した。


 ソードラビットからの要望で、できれば全てのパーツをソードラビットの素材を使い作って欲しいと頼まれ、試しに錬金使い形を変えた処簡単にイメージ通りに形が変わった、


 ソードラビットとの繋がりが出来たことにより可能になった事らしい、


 更に硬化、再生、強化が全体になり、・・・なぜか変形が付いた、嫌な予感はするが、まぁ、なる様になるだろう。


(こいつ、外面は良さそうだけど、中身は絶対にウザイぞ、裏切りは無いのはこいつと繋がって分かるが、絶対性格はウザイぞ)


「僕に害が有るならインベントリに封印するから大丈夫」


(いやだなー、主人に害は無いです、主人には)


(「こいつ、同類だ」)



 細部の確認した後、名を刻む事になった。


(ウサソードとかどうだ?)


「それならラビソードでしょう」


(えーと、種族名から離れてもらえませんか、一応は最上位の武器になりますので、それらしい名前でお願いします)


(ブリューナク、貫くものと言う意味も有るらしい)


(おっ、それいいですね)


(そこから名前をとって、ブクツク)


「そこはブリツクでしょう」


(待たんかーい、いえ、ゴホン、待ってくだ、お待ち下さい、そのままブリューナクでよろしいんじゃないですか?)


(そのままは使えない、名前負けする)

「うんうん」


(・・・そうなんですか、ではそこから離れてくださいお願いします) まさか自分がいじられる側になるとは。


「分かった錬金をしたら鞘は白なのに、剣全体が黒鉄みたいに変わったから、黒刄丸のクロにしよう」


(黒刄丸のクロ、いいです、それいいです、ワイは黒刄丸のクロ、剣として紹介する時は黒刄丸で普段はクロと呼んで下さい)


「よし、これでソードラビットを使った、クロと僕の装備は完成したから、これより奉納いたします、審査をよろしくお願いいたします」

 と、祭壇に剣と服のような鎧下を置いた、祭壇に置いた物は光と共に消えていった。


「あとは僕の腕と下半身の魔獣素材の服をとイリーナの武具だな」


(腕は手から肩までの指貫籠手はどうだ?、イメージとしては長袖に胸までの襟付きのチョッキで袖の先に指ぬきグローブが付いた感じだ、防具が付かない要所が補強された物だ)


「それ、採用、ズボンも同じ様に防具が付かない所は補強を付けて作ろう、イリーナも鎧下に指貫籠手にズボンの3点セットで同じやつを作ろう、都市内で来ていてもおかしくない感じがいいな、出来た、


 良っしゃー、クロの鎧下と同じ付与が付いたー」


金属の鎧と盾にウィートから持ち出した皮鎧の一式と付属の帽子やゴーグルとマスクを見た。


「あとは、鎧と盾とその他一式だな、この間魔獣にやられた馬鹿貴族の鎧と盾がミスリルだったから、僕のはクロの、イリーナの分はイリーナが倒した魔獣の素材を混ぜて補強に使い、僕はクロの残り、イリーナのはイリーナが倒した魔獣の角を粉にして革の装備一式にまぶして錬金で混ぜてー、サイズ調整をして、どうだ?、


 ・・・上手くいったな、フウ、良かった、硬化と再生、衝撃吸収も付いたな、色も元が皮とミスリルなのに僕が黒、イリーナは深緑になるのか面白いなー、奉納、よろしくお願い致します」


防具は祭壇の上で光になり消えた。


(アース、鍛治と錬金がおそらく上がったステータスを見る為の魔力と時間が少ない、片手剣を角のみで作ってみろ、駄目元だ)


「イリーナが持ってる片刃の片手剣と形を同じに作ろう、斬れ味的に両刃は危険過ぎる、


 魔獣の角を錬金で結合してグリップとナックルガードとブレードをだいたいの形にして、鍛治スキルでグリップとガードとブレードの芯を固く折れない様に強化してー、


 ブレードの刃とガードの当り面を固く鋭く強化する、付与はどうだ?、付いたー、硬化と再生と強化、良し、奉納、お願い致します」


 イリーナの片手剣を奉納して光に消えたと同時に外に出された。


「時間一杯居たわね、アース眠気は大丈夫?」


「問題無いよ、イリーナは眠れた?」


「実は興奮して眠れなかった、神官様が控え室を昼まで貸してくれるって、先に神像前で祈り、祭壇で魔装を受け取ろう、幾つ戻るかしら、私の装備が戻るといいな」


 2人で神像の前で祈ると祭壇の上に光と共に現れた。


 僕の黒刄丸と鎧下の3点と、イリーナの鎧下3点と鎧と盾、剣は無く駄目かと諦め祭壇の物を祭壇から持って離れようとした時再び祭壇の上が光りそこにイリーナの剣が在った。


「うそ、片手剣まで作ってくれたんだ、・・・ありがとう」


「控え室に行って装備してみよう、鎧は微調整が必要だと思うし、剣のバランスもみないと、串焼きの方は並んでる人はいた?」


「居たわよ、子供と老人が沢山並んでいたわ、串焼きの販売が昼頃になるって言ったらガッカリしていたけど誰も帰らなかったわ、


 だから果物を配って行ったけど少し足りなくて、私が前に森で採った果物をあげといたわ、感謝しなさい!」


「ありがとうございます、取り敢えず並んでる人に謝りに行くか」


「えっ、すぐ、寝ないの?、並んでる所に行くの?、行くのやめない?」


「並んでる人に謝って、配った後に並んだ人にも小さい物をあげようかと、イリーナ、僕に謝るなら今のうちだぞ」


「申し訳ありませんでした、数は足りて少し余りました、美味しそうだったのでつい、・・・」


「勝手に食べた分は販売価格で請求します」


「えー、買い取り値段にしてよー」


「駄目、いつも並んでる人達なら後は始まるまで並ばないから、控え室に早く行くよ」


「うー、意地悪」


「ネコババしたうえに更に小遣いを要求する人に言われたくありません」


(主人、この雌、群の1番下ですか?」


(取り敢えずは客しておいて、保護対象ね)


(分かりました、因みにワイは、どの辺りで?)


(えっ、ランク、最下位だけど)


(分かりました、精進します、で、ランクが上がる可能性は?)


(ん?、無いぞ、お前はあくまで武器と防具だからな)


(りょ、了解しました、しっかりと支えさせていただきます)


(アース、クロの奴が念話のスキルを習得したぞ、こいつ思念体ではなく、魂持ちだぞ、可哀想だから物扱いはするな、我のポジション知識補助とは別に参謀のポジションにしたらどうだ、状況に応じたお前の代わりに仲間への指示とサポートをさせろ、生存率が上がる)


(クロ、サポート系スキルと感知系スキルの会得に力を入れてくれ)


(御主人、ワイ、精一杯頑張ります)


「この分だとイリーナがまた下になるな」


「アース、なんか言った?」


「何でも無い、気にするな」


「ふーん、まあいっか、うふふ、魔装よ、私専用の武器と防具、冒険者憧れの装備、ん〜待ち遠しいわ」


ワイ、この雌より下は嫌だ。


「ん〜、早く着けてみたいなー」









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