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19会議と村づくり作戦

すいません、予約投稿したつもりでしたが出来てませんでした。


ごめんなさい以後気をつけます。

 翌日、僕とイリーナが神殿に行くと神官の方に会議室ではなく大神官長の部屋に通された。


 部屋には丸いテーブルがあり、奥に神像があり、左に奥から領主様、騎士団長、兵士長と座り、その反対の席に大神官長様、総合ギルドマスター、神殿騎士長と座っていた、


 僕達は、迷わずに一番奥の神像の前の立った、出入り口近くの椅子ではなく、椅子の用意されていない神像前に、そして、


「椅子が無いから、立ったまま失礼します」と、周りを睨んだ。


「えっ、いいの?ここ上座だよ、いいの?」


「いいの!、何せこの人達は、神が定めた規約を守らせる立場にもかかわらず、規約破りを手をこまねいて見ていただけの人達ですから、今回の会議で神像の前で僕達に敵意を向けたら、それこそ神の規約違反です」


「えー、そうなんですか?、皆さん」


「「「「「「その通りだ」じゃ」です」」」」


(ちっ、だれも引っ掛からなかったか、馬鹿が反論したらこの場で神の審議にかけれたのに)



 その後の言い訳?懺悔?の内容は、


 大神官長は、ハンターのギルマスから動けなくなる前から早い交代を求められたが軽く見て急がなかったらしい。


 総合のギルマスは、冒険者のギルマスが私兵を囲っている事をメンバーに慕われていると勘違いしていたそうだ。


 神殿騎士長は、素行の悪いメンバーを捕まえギルドに引き渡していたが、まさかギルド職員に処罰を揉み消していたのをその後に捕まえた者が大人しいので分からなかったそうだ。


 領主は、神殿とのパイプ役が買収されていて、更に発言力の有るものばかりが買占めに走っていて、情報を止められ民衆は抑え込まれ気が付くのに遅れたと悔しがっていた。


 騎士団長は、神殿施設への労働者が街の商店や技術者とは関係無い者しか送れないのに、まさか繋がりのある愛人や隠し子を世間すら騙して紛れこまされたので気付かなかったと嘆いた。


 兵士長は、街と神殿施設との往き来の荷物チェックや記録がズサンだったのに気付いたそうだが、対応が送れた為に、往き来の門を通らない何かしらでの連絡手段が構築されてしまったそうだ。


 結論手馴れている他でもやっている連中だというのが分かった、聞きたい事は聞けた僕は「僕に懺悔してどうなるの?」の、一言で黙らせた。


「僕が会議に来たのは、貴方達の力は必要が無く、貴方達いずれかの邪魔がなければ確実にクズ共を潰せることを伝えるためです、


 ハッキリ言って貴方達の協力が有れば早く片付きはしますが、根こそぎは潰すことが出来なくなりますので、余計な事はしないでください、


 貴方達が後悔している事は分かりました、ただ、このやり方は、ある人に1人でやるやり方として教わったやり方です、


 手伝いと言うより職務を”しっかり”果たしてくれればスムーズに行きますからよろしくお願いします、


 くれぐれも余計な事はしないで下さい、


ただ、今回のゴブリンを理由に絶対に街から出さないでください、叩き潰す絶好の機会です」



 会議が終わりすぐにイリーナとタロとジロの森へ向かった。



 タロとジロの縄張りに来て2匹を撫でながら計画の相談をした。


(アース、あいつらの誰かはお約束しそうだな、どうするんだ?)


(できるお約束事が多過ぎて、行き当たりバッタリになる)



(取り敢えずキャラバンと接触して肉を買い取っちゃえば?)


 !(◎_◎;) Σ(・□・;)


「盲点だった」

(盲点だったな、串焼きの販売が楽し過ぎてそこにこだわり過ぎた、


 確かに先にキャラバンに接触してライスで買い占めがあり、それを潰す計画が有るのを話して協力を取り付ければ、あとはどうとでもなる、襲撃のお約束も何も関係ない)


「も引っ張り出しやすいね」


(んっ?、「エッ?、黒幕?」)


「会議にあえて参加して煽ってみて、あとの言い訳を聞いて確信した、


 神殿施設内を取り締まる神殿騎士が素行が悪くて捕まえた者を、ギルドメンバーだからって審議無しでギルドに丸投げする様に神殿騎士に指示したら駄目でしょ、


 結論、黒幕だね」


(成る程、大神官長は神像にアースが来る前に全員で審議の契約してたのか、だから会議では嘘は付かない様にして誤魔化したのか、だが仕事放棄はマズイだろ、間抜けなのか?)


「だけど、違反や罪にはならない、上手い逃げだよ、捕まえた者のその後を調べて貰えば、各ギルドのクズは捕まえられる、でも証言で神殿騎士長の名前は出ないと思う、神殿騎士長を知ってるのは組織のトップだけだと思う」


(アースにチョッカイを出すのはザコだけだ、そこからどうやって黒幕のあいつの尻尾を出させるかだな)


「慎重派みたいだけど、手は有るの?」


「実はイリーナさんにはまだ言ってなかったんだけど、僕は魔眼を幾つか持ってます」


「まさか、私を支配「その手の物は無い」、なら何」


「なんで言い方が喧嘩越しなの?、まあいいや、僕が持ってるのは審議眼です」


「だからかー、私の話しをアッサリ信じてくれたからおかしいなーて、思ってたのよね」


「あれは納得できたから無しでも信じたよ、あと、審議眼は自己暗示は見分けられない、だから過信は禁物です、参考ぐらいにはなるけど、頼るのは危険なんだ」


「ふ〜ん、アースくんて、能力もチカラもあるのに、万能は無し、無敵も無し、倒す力より逃げる力、でも信頼には応える、ほんとチグハグだよね」


(所詮、僕は一般人ですから、英雄ってのは僕の狩人の師匠みたいな規格外な人を指す言葉です)


(アースの師匠はそんなに凄いのか?)


(師匠はたまに僕と森で模擬戦したんだけど、矢が障害物を避けて飛んで来るんだよ、


 安全の為に先を丸くした矢が普通に体に刺さるんだよ、


 しかも約束通り手足だけに当てるんだよ、あんな化け物に森では勝てない、


 でも、僕が逃げに徹する様になって罠を貼り師匠にダメージを与えて逃げ切ったら、凄く褒められて秘伝まで教わった)


(ゲリラ戦されたら、我より強いかもしれない)


「アースくんが逃げたら終わりなのが分かった、逃げられない様に頑張るわ」


「その話は、終わり、えーと、何話してっけ、あっ、審議眼!、審議眼でチェックしながら神殿騎士の上の役職優先に鳥の肉を売りながら、雑談したんだけど、審議を判断する魔道具対策みたいで誰も嘘をつかなかった、


 でも、僕の串焼きは好評ですか?の質問に「好評だ」って答えた神殿騎士に神殿騎士長の直属の騎士は1人もいなかった


 串焼き屋の妨害を各所でして神殿騎士に捕まえた者がどうなったか、聖騎士様に確認してもらう積りです」


「それで追い詰めるの?、なんか責任を取ってまた見習いから始めますとか何とか言って他の都市に逃げてまた偉くなってやらかさないかしら、


あの神殿騎士長、情報だと他で何かの責任を取って移って来たらしいから、怪しいわよ」


「神殿騎士長と、好評と答えなかったその側近の神殿騎士には重犯罪奴隷達を連れて村の建設に向かってもらおうと思ってます、


 タロとジロの縄張りに有る、狭い平原を村にして、そこにある小さい湖で魚の養殖する村を作る手伝いをやってもらいます、


 村の外壁ができたら、タロとジロに森の奥からゴブリンを村に追い込んでもらい、村に神殿騎士を釘付けにして、ゴブリンの数も減らします、伝令も荷物運びも僕達がやり都市の情報を村には与えません、村が出来上がり帰ってきた時はすでに終わってますが、多分その前に僕達を村で殺そうとしてきますから連絡は村には入らず森に村長を呼び出して伝え、森へ殺しに来たら有利な森で返り討ちですね」


「その村の村長はどうするの?」


「ライスに来たハゲのおっさんハンターになってもらおうかと、ギルドで話したらあのハゲのおっさん、定住先を探していてるBランクのハンターで村長にも問題なくなれるから交渉してみます、駄目ならイリーナに仮村長でやってもらう予定です」


「私はこの歳で村長をやりたくないので、Bランクハンターとの交渉をよろしくお願いします」


「了解、大神官長に頼んでもらいます」


「えっ、人任せなの?」


「自分でやらなくていい事はしません、そんな事したら頼られて過労死します、賃金も貰えないのにやりませんよ」


「私が払う「嫌です、めんど臭い」・・・、ケチ「装備は自分で頑張っ」うわー、ごめんなさい」


「分かればいいんです、判れば」


仲がいいなチキョー、羨ましい、もう帰らんけど、我の妻よカンバーック。


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