11レベルアップと新たな出会い?
アースは森に入ってすぐに聖魔法で傷を完全に治した、深い傷はなかったので痛みは酷かったが一気にやった。
今のアースは傷を治す際に人に残る残留魔力を感知されたからと行って、スキルのレベルアップによりパワーアップした気配感知で常に先手が取れるので1人なら問題無かった、
もっとも、矢が通る敵限定だが。
(気配感知の感知距離は250mとあまり伸びなかったが、200m以内なら気配で相手の形が分かり、前よりもっと急所を狙いやすくなったね)
(先の統率者の頭を見え無い状態で1射で頭を射抜いたのは、この気配感知のおかげだな)
前回の戦いの前はステータスのレベルアップと戦闘スキル以外のスキル獲得だけだったが、戦いの最中と終わってからいくつかの戦闘スキルのレベルが上がった様だ。
ステータス
ステータス:正常
<調整>( )の数値まで解放可能。
<隠蔽、偽装中><>の中が本来の物です、偽装調整ステータスの偽装調整完了
名前:アース
年齢:15歳
種族:ヒューマン
職業:狩人Lv40<**レベル4>*レベル1UP
HP:150/150<3300/3300>*200UP
MP:75/75<2950/2950>*300UP
生命力:75<2400>*100UP
攻撃力:105(210)*10UP
防御力:95<1330>*100UP
魔力:105(1250)*50UP
魔法防御力:85<1380>*100UP
俊敏:450(1500)*100UP
戦闘技術スキル
弓:7*1UP
剣:3(10)
槍:3(10)
盾:3(10)
斧:1
槌:2
投擲:6(10)
格闘:6(10)*調整1UP
<隠密:3>*2UP
<心眼:3>*1UP
生産技術スキル
採取:3
解体:3
錬金:3
調合:3
料理:1*NEW
攻撃魔法属性スキル
適正無し
魔法スキル
アイテムボックス:75<2950>キロまで収納可能
<インベントリ:290×99個、収納品の解析、解体が可能>
<創造錬金魔法(インベントリ内の物での創造練金可能)>
身体強化魔法:1<属性強化:1>
火:2
水:2(10)
風:5(10)*調整2UP
土:3(10)
聖:1(10)
<光:2>*1UP
<影:2>*1UP
<ユニークスキル>
<マップ魔法:1[1000m気配感知と神眼に連動可能]>
気配感知:3[感知範囲250m、200m詳細感知]
*1UP範囲50mUP
<エクストラスキル>
<神眼:2[魔力眼、審議眼、鑑定眼、範囲200m]>
(弓などの戦闘スキルは、命のやり取り以外では一定以上は上がらないのかもね)
(料理スキルはインベントリ内で魔法を使って作っていたから得られた様だな)
今回分かった事は、我が考えて付けた隠密スキルだが、森などでは人族は発動しないスキルらしい、隠密スキルは、人の住む場所つまりは街などでしか発動しない様だ。
今回は土煙により人型のゴブリンと兵士が多数いた事と、命の危機でも有り、かなり強引に発動していたみたいだ。
あのソードラビットは仲間のウサギの中に居た為に発動して分からなかった様だ。
隠密の無理な発動があった事であの程度のダメージで消耗したらしい、発動していなければ統率者を倒す前に2射目が来て死んでいたのかもしれない、
生命力をあれだけ上げたのにクタクタになりおかしいと思っていたが、納得の効果だ。
おかげで街の中での危険からの離脱やギルドでの定番は回避され絡まれにくくなったはずだ。
ここ数日は、ウィートで手に入れたフル装備を着け慣らしながら、ひたすら森で採取に明け暮れている。
ゴブリンが居たために動物は逃げるか食べられ、食べる物が居ないので薬草や果実は取り放題だ。
( アース、そろそろライスに向かうぞ)
(そうだね、採取も飽きたから、行こう!、まずはライスに少し離れた街道に向かうよ)
ウィートからライス近くまで続く森を出て、平原を街道近くまで来たが、ゴブリンの反応が無い。
(平原なのに槍持ち獣脚が居ないね、この前は来た時はかなりの数の気配が街道沿いの平原に有ったのに、何で居ないんだ?)
(ライスの兵士に排除されたか?)
(でもあいつら、この間見た時には、叶わない数の兵士が近付いて来たら見つかる前に一目散に逃げて森に隠れたよ、こっちに来た奴は倒したから数は減ってるだろうけど、全くいないのはおかしいよ)
(数が減り撤退した、・・・は無いな、
ゴブリンが統率された集団になれば、太刀打ちでき無い魔獣クラスの縄張りには近付かず、魔素があれば餓死しないゴブリンはあまり数を減らさないはずだ)
(だとしたら、どうして居ないの?、どこかに集まっ・・てる?、集まってるーー、なーんだ、あのキャラバンが襲われてる、だからこの辺に居なかったのかー)
(アース、納得しているのはいいが、あのキャラバン劣勢だぞ)
(んなっ訳ないでしょ、キャラバンがあの程度の数で・・・何で戦ってる人があんなに少ないの?)
(馬車に乗ってる者は多いが、みんな気配が弱い、死にかけだな)
「急いで助けなきゃ、タロ、ジロ、あの人達の援護を頼む、無理はしなくていい」
タロとジロを追いかけながら矢を放つ、誤射してもいいような周りの奴から走りながら仕留めていく。
「あっ、背負われてるゴブリンと目が合った、うわー、こっちに全部きたー、タロー、ジロー退却だー、森へ逃げるぞー」
タロとジロは僕より先に森に入り僕は森へ少しだけ追いつかれる速度で走り森へ入る。
(追いかけて来た!、森に入りきったな、まずは統率ゴブリンを)「ヨシ!、仕留めた、タロ、ジロ、残りを狩るぞ」
(いやー何かアース、統率者の居ない雑魚ゴブリンには無双ですなー、
隠密が発動できる人型の魔物だと、1番怖いはずの数の暴力が、逆にこちらを見つけ難くするスキル、ツヨイ、
暗殺者には成るなよ)
(成りませんよ、まったく、タロとジロと走って森から出てキャラバンに向かえば、上手く逃げて来たって思われますかね?)
(タロとジロはそれぞれ別の場所から森をアースの後から出せば、なおソレっぽいぞ)
「タロ、ジロ、森を僕から少し離れた左右から僕が街道に行きキャラバンに向かい走り出したら出て追いかけて来てね」
「ウォン」「オン」
森から出て平原を走り街道まで行くと、キャラバンはまだ移動していなかった。
タロとジロが僕に追いつき、キャラバンに「オーイ」と声をかけながら近付くと手を振ってくれた。




