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あなたと夢見しこの百合の花  作者: 五月雨葉月
22/36

《21. お風呂でらぶらぶ》

「ふえええええっ!?」

「ほら、暴れないの。危ないでしょ?」


 ちゅっ♪


 お姫様抱っこをされた状態にびっくりしたわたしは、宙に浮いた足をバタバタさせて、身をよじって暴れる。

 そこを注意されたとおもったら、今度はいきなりのキス。……黙るしかないじゃないですかぁ。


 わたしはその体勢のままピタリと固まり、じっと目的地に到着するのを待つ。

 こうしてみると……。姫奏、ほんとうに可愛いし、格好いいし。……わたしの王子さま、わたしを永遠に守ってくださ――


「――ふあっ!?」

「あ、ごめんね? 熱かったかしら」


 いつのまにかお風呂に着いていたらしく、あやうくお尻をやけどするところでした。


 着いたところは、海が見える露天風呂。と言っても、今の時間は真っ暗で景色は何も見えないけど、波のさざめきと星は綺麗に見える。

 先輩に浴槽の縁に座るようにして下ろしてもらうと、足から徐々に熱さに慣らしてゆっくりと湯船に浸かる。

 先輩はとっくの前から気持ち良さそうに入っていて、すごい……。わたし、熱いのが苦手で……。


 と、そんな一面もありつつ、わたしと姫奏は仲良く並んで肩まで浸かり、お互いもたれあいながら、波の音を聞きながら星をみつつ、ゆっくりとした時間を過ごしてゆきました。


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