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あなたと夢見しこの百合の花  作者: 五月雨葉月
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18.臨海&林間学校【初日】その6

 はわわわわ、言えるわけない、言えるわけないよ!

 ほっぺたをつねられてた智恵先輩が羨ましいって思ってたなんて、言えるわけがない!


 ……どうしよう、わたし、そっちの趣味でもあるのかな? うぅ。でも、姫奏になら、厳しくて怖いイメージの生徒会長になら、いいかも……。


 っ!! ダメダメ!!

 何を考えてるのわたし!!

 いじめられたいだなんて……。

 でも、お願いしたら、姫奏ならやってくれそう……。


 うぅぅ、わたしったら、また想像しちゃった。

 姫奏にいじめられることを想像したら、なんだか、ちょっと気分が、おかしくなっちゃいそうで……。

 きゅんっ、ってなんだか嬉しくなっちゃう。


 はうう、こんなの姫奏に知られたら、わたし、生きていられないよぉ……

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