表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
センメンキ・ラヴ  作者: プリティーお魚
高校二年生
7/24

激しい恋には、

「先輩、指導お願いしますん」


「おはよう直井さん」


「よう直井」


「豚饅頭食べよ」


「最近溝口のやつがさ」


「ゆっこ」


「雪、早くお風呂から出なさいな」


「久しぶり」


「そうか、お前はどうよ」


「いいね、我が部も安泰だ」


「俺?まぁまぁよ」


「夕陽丘大学かな」



学年末テスト一週間前の放課後、部活は停止期間に入り、豚饅頭とカミオカ商店へ来ていた。カミオカのばあちゃんがいらっしゃい、と声をかける。

「ゆっこ、今日はゆっこも豚饅頭食べるの?」

「まぁね」

「いつもは食べないのに」

「なんとなく」

「あ、先輩のことで頭がいっぱいでしょ」

「え」

「ゆっこって普段あんま表情変えないのに先輩の話になると急にわかりやすくなるよね」

「‥そう、やっぱ私好きなんだ」

「何が好きなの?」

「わかんない」

「いいねぇ、青いねぇお嬢ちゃん」カミオカのばあちゃんがケラケラと笑う。

「いいね」

「明日告るね、卒業式だし」

「え」

「いや、もう会えないだろうし」

「まぁ、そっか、ゆっこなら大丈夫でしょ」

「適当だなぁ」

「それが私だからさ」

「いいね」

「ふにゃ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ