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センメンキ・ラヴ  作者: プリティーお魚
高校三年生
12/24

色々あるであろう、

夜、豚饅頭に電話する。

「私、大学行かないわ」

「え?」

「溝口君がね、もうつらくてさ。ゆっこには言ってなかった、ていうか誰にも言ってなかったけどずっとストーカーされててさ、挙句にあの始末だよ」

「だからって」

「もう、嫌なんだ。今日お母さんに全部話して、大学行かないことにしたの」

「なんでそういう結論になるの」

「なるべく外に出たくないんだ。あ、でもたまには家に遊びに来てよ」


私が何を言っても豚饅頭は言うことを聞いてくれなかった。


お風呂に入る。時刻は夜10時。体を捻ると腰がポキッと鳴った。やかましい、と自分の体にツッコミを入れた。

ふと、洗面器に目がいく。こいつは私に似ている。

洗面器には湯を張る。その湯を体にかけたり、洗い物をしたり。

しかしその際洗面器が完全にいっぱいになるまで湯を張ることはないだろう。いっぱいの一歩手前で湯を止めてしまう。

こいつは私に似ている。

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