旅行に行くという話。
今俺たちは車の中にいる。
数日前にこんなことがあった。
今日は暇だ。凄く暇だ。かなり暇だ。
「なー、永海ー?依頼来てないのー?」
「来てないわね。」あっさり返された。
と、そんなとき。
「お久しぶりー!!」とある人物が入ってきた。
「お久しぶりです。久保先生。」顧問だ。
先生は超がつく旅行好きだ。だから、ほとんど学校に来ない。大丈夫なのだろうか。教師として。
「おみやげー!おみやげはー?」夢のテンションが上がる。子供だなー!
「あるよ!マカダミアナッツチョコ!」
ハワイに行ったんだね。いーなー!
「チョコだー!やった!!」子供かよ!
ここで先生は思いがけないことを言う。
「あ、そうそう!みんなで旅行行こう!」
と、まぁこういうことだ。
どこに行くかはお楽しみらしい。
「はい!着きました!」
窓から外を見ると………
白い砂!青い海!かの有名な白良浜である。
「やったー!!海だー!」雷の叫びとともに、みんなはしゃぎ始めた。
どうやら、近くの宿に泊まるらしい。
てか、クラブで旅行って豪華だな!
「久保ちゃん!泳いできていい?」雷が聞く。
「泳いできたまえ!!」と、笑いながら荷物を旅館に運んでいる。
「ひゃっほーい!」と、雷は走っていった。
残りの四人も雷を追いかけた。
更衣室で水着に着替え、走って海に飛び込んだ。「気持ちいいー!」「そうだなー!」
あれ?二人だけ?
探すと、海の家で何やらいろいろ食べている。こいつら食べるの好きだなー……。
「雷。捕食を邪魔したら死ぬぜ?」忠告した。
「あ、ああ。二人で泳ごうか……。」と、雷。
こうして、俺と雷で泳ぎ、女子三人は捕食という一日を過ごしたのだった。




